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Author:ikataro
サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 つい最近、日本舞台音響家協会の理事仲間の方が、学校でのMSマイクでのサラウンド収録の実習の模様をアップされていた。
 センターに双指向性マイクをセットし、その上下にカーディオイドマイクを前後方向に2本。
 センターのマイクを共用し、上下のマイクとのマトリクスでサラウンドを撮ってしまおうという試みと思われた。

 まぁ、そこでカーディオイドマイクを思わずオムニか?などとお間抜けなコメントを入れてしまい、恥をかいたわけだが・・

 で、以前から暖めていた双指向性マイク二本でなんとかサラウンドを収録できないかという漠然とした考え(簡便な実験は何回かやったがあまりよい成果は出ていなかった・・)を、あらためて整理して、理論的バックボーンを固めてしまおうかと以下のとおりのレポートをまとめてみた。

https://www.evernote.com/shard/s12/sh/71c450b7-d1e1-4650-9b4c-68e94dcbb0bb/8e858344b99782cc5c39f16af3cdb1c9

 PDFファイルなので、大概の方が読めるだろうと思うので、理論的におかしいとか、計算間違っているぞ!とかありましたらどんどん突っ込みを入れていただければ幸い。

 もしこれがうまく機能すれば、ちょっとした治具で三点吊りに吊り込んだりといった常設使用に使えるし、また、レコーディング時の記録チャンネルを最小にしたり(まぁマイクの素の音を録る分には2chで済むし・・)、といったメリットがありそうです。

 広がり感の調整やなんかは、後でいろいろいじれる可能性もある。

 現実に理論通りに物事が進まないことはよくある話なので、こりゃ使い物にならんと言うこともあり得る・・けれど、まずは一度は考えて見ることが大事かなと・・

 当方、いまいろいろと問題を抱えていて実験できる見通しが立たないので、どなたか遊んでみるか・・程度の感覚で実験してみていただけたらうれしいです。
Recording / 2011/12/18 10:53
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 表題のとおりですが、秋田県職業能力開発協会長表彰なるものを頂戴致しました。
 協会の事務局からお話を頂いた時、一瞬形式的なことは・・などと考え、辞退も考えたのですが、どうも音響業界で表彰というのはあまり聞かない・・まして秋田県では・・
諸先輩もたくさん居られるにも関わらず・・ということは、県内第一号?

今ここで自分が断ってしまうと後進に続かなくなる・・と思い直し、ありがたく頂戴することになりました。音響業界は礼儀知らずばかりだなどと思われると、後が続きませんからねぇ・・

普段、小屋仕事ですので、表彰式などは数知れず・・たくさんバックアップはしましたが、自分が頂戴するのは初めて・・舞台には立ち慣れているはずでも、やはり緊張しました。

私自身は多くの方の力を頂いてこんな駄文を書いている身ですが、こんな私でも表彰されたということが、多くの仲間の励みになってくれたら嬉しいです。
技能検定はやっぱりとっておいてください。自分のため以上に、これからの業界のためであり、後輩のためなんです。

しっかり検定をうけてその技能と地位を後進に渡すんだ・・エンジニアの地位向上に貢献するんだと考えて頂ければ幸いです。

皆さんにお願いです。

自分がすでにある程度以上の仕事をしている・・わかります。
そんな自分が万一にも落ちたら示しがつかない・・
これももちろんわかります。

が、これからたくさんの後輩がこの道を歩んでくれる時に、やはりしゃかいてきな評価を頂戴できる希望がある・・これは意外に大きいのではないか・・消防団に若い人が入る動機づけも表彰が占める割合は小さくないようです・

そういう意味で、胡散臭く見られがちなこの業界を社会的にもっともっと認めさせる意味で、まず指導医的にある人がしっかりとっておく必要があると思います。
何を今更などと言わず、積極的にとってください。

もちろん、任意資格があるのも理解していますし、評価しています。
が、大臣資格のもとであるという重さは大きいと思われます。

いま、事故でその対応に負われ、厳しい立場の自分が言うのも何ですが、やはり後進のために資格をとっておいてよかった・・検定員を引き受けてよかったと思っています。

これからもっとたくさんの人が表彰されるでしょう。技能者の中でも音響の仕事が認められ始めると思います。
だからしつこく言います。

自分だけのためでなく、業界全体のために、資格を取りましょう。堂々と表彰されましょう。
音響総論 / 2011/11/06 21:45
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ご無沙汰です。
どっかのアフィリブログではないので、あおるような重複記事はハズイしと思っているうちに、遅くなりました。
さて、この仕事をしていて、これはPAさんやってよ・・的オーダーを受けること多々と思う。
でも仮にこれが演劇だったら?SEはともかく、生声はいじるな・・的話は茶番時。
クラシックはもちろん・・
逆にバンドならどうだろう?

みな好きに音を出し、エレキギターは天井知らず・・
としてしまいます?

だからステージの上でミュージシャンとして音楽を完成させましょう!・・ということを言いたいのだな・・

その完成したバランスをそのまま会場にお届けするのが本来のPA.

明確にミュージシャンとPAは役割が違うはず・・

この前提の上で、リバーブを付加したり、エフェクトを掛けたり、音楽的な操作をすることはある・・けれど、これはミュージシャンと相談の上・・が原則。

だから本質的には、楽器バランスもPAはいじらないはずなんだよね・・どの楽器も等しく上げれば、理屈的にはもう音楽バランスも、ミュージシャンが作っているそのままのはず・・

とはいっても、マイクセッティングその他ばらつく要素は多々。よって調整はありうる・・けれど、これも調整。
積極的にいじるようなものではない。

だからこそ、ミュージシャン側も、PAさんがやってくれるから俺たちは、各自勝手な音量で演奏してよいわけではない・・

先般の事例でも、FBマージンからこれ以上Voがあげられない・・にもかかわらず、ギターのフェーダーを下げきってもまだギターがでかかった・・
するべきことはひとつ・・自分の声と、ギターの音量を合わせること。

すべからく芸術家は表現者。
ならばリスナーにどう聞こえるかの責任もミュージシャンの範疇なのだ・・会場がでかくなって物理的に聞こえないとき、我々PAの出番になる。

っと、これが物事を考えるときの基本。
ここからバリエーションは多々発生するけどね・・
基礎理論? / 2011/10/11 00:41
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 6月に開催した、北東北音響技術カンファレンスNorthern Touhoku Sound Engineering Canference(略号NTSEC)、60名の参加者のおかげで、60,000円を義捐金として拠出できました。
どうせなら、音響技術者の被災者にいくばくかでもと言う思いから、日本音響技術者協会の義捐金講座に振り込ませていただきました。
 参加各位には感謝申し上げます。

 被災地復興も原発の事故収束もままならない中、当地(秋田県田沢湖)では、福島ナンバーの車や、ショッピングセンター内での福島なまりを多く耳にする機会が増えました。

 職場の図書館内には福島情報を提供するコーナーも増え、利用できますかとのお問い合わせも増えてます。

 今なお福島の県内で放射能のリスクと戦いながら多くの仲間が地域を支える戦いを続けていることに敬意を表します。

 さて、その復興支援の一環でP's4Jプロジェクトなる義捐金募集ライブを音楽仲間が3月以来続けてます。

 先月、その一環として、近隣の町のラベンダー園で出張ライブを行いました。

 その際、大規模なPAは持ち込めないし、セットアップ時間も、撤収時間も取れないということで、仲間の購入したフェンダーパスポート500を使いました。

 こいつは、Apple社がフェンダーにイベント用簡易PAシステムとして発注し、BOSE社がスピーカー設計に関わったという代物です。

 スーツケース程度にまとまるコンパクトさにもかかわらず野外でも結構な遠達性を確保でき、使えました。サブロー領域がなんて言わないでね・・

 chは不足ならサブミキサーもすぐつなげるし・・USBメモリーで録音も再生も出来るし・・

 まぁ、ゲイン調整がとか、ディレイ制御がとか言うのなら論外だけど、トランポの制限が厳しいとかなら使えるねぇ・・過去のコンパクトPAとは桁違いのまともな音がします。

 使えるシチュエーションを選んだうえでご活用ください。
セミナー・研究会 / 2011/08/07 21:06
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放射線風評で苦労されているいわきアリオスの音響チーフ、岡田氏が体育館でのSRアプローチとしてVDJなるセッティング方を公開している。
アリオスでの実験会の途上で発見された上下に一間弱離したスピーカーセットをすることで、上下方向に指向性結合が起こり、指向角が狭まることで残響が減り、明瞭度が上がるという簡単ながら現場実務的には大いに役立つセット方である。
昨年のTazko音楽祭(田沢湖祭りの一環)でも、横方向の嗜好性制御に用い(さすがにVDJとは言いかねますが・・)有効であることを確認したのは本ブログでも報告済み。

せて、これを今回は上下のスピーカーの前後位置調整で上下方向にも飛び方を調整できると言う話・・

これは自分でもEAW社のスピーカーの指向性コントロールの技法から技術的には知っていただけに、お〜!やられた!気分。

まさに、知っていると使えるとは違うと言うよい事例。(皆様もご注意!:ピアノの弾き方を本で勉強して知っていても弾けないのと同様、各種の現場技法などなど知っていることには何の価値も無いことが多いですね・・セミナーなどで、あ〜そんなこと知っている・・と、もし自分がつぶやいていたら注意信号!)

どういうことか・・

スピーカーの放射方向を上げたいときは、メインスピーカーより、下に置いたサブスピーカーを前に出す。
下げたいときはその逆。

その現象が発生する原因。結合波面のエンベロープ(波面の山を結んだ線)の向きが変化するため・・

と言ってもわかりにくいだろうなぁ・・

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こんなイメージ?上向きの波面になる。
逆も可。残響を消したいときはこれ。

もともとEAW社のホーンアレイで200m離れても90db以上と言うアリーナ用スピーカーで5段ホーンアレイをデジタルディレイで精密制御することで放射方向を変える技術がもともと・・

これを簡単な2スピーカーで実現してしまおうというアコギな手法。
が、実効性はあると思う。お試しを。
セッティング / 2011/07/06 22:08
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