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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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先般、三銃士の音楽などで知られたギタリストの方のチャリティライブをお手伝いさせていただいた。

スパニッシュギターの世界では結構知られたお方・・

まぁ復興支援もあって心意気に賛同し、無償奉仕・・

トランポなぞ借りるべくも無いため、我が下駄キューブで積める機材に限定し、セット時間の削減も考慮し、フェンダーパスポートなるどちらかと言うと楽器系の人が使うであろうコンパクトPAを使用した。

まぁ、音質はすでに野外などでも使って結構使えることを把握していたので問題なし。ファンタムも使える。

んで、ギター用にコンデンサーを、そして本人と主催者MC用に某ものすごく安価なスイッチつきダイナミックマイクを用意した。
まぁMCだしね・・と・

で、リハを進めていると、かのギタリスト氏・・「ダイナミックはありませんか?」と・・

「え?いやあることはあるけどMC用だし・・」・・でもいいや、まずお試し・・

で、OKが出てしまった・・

曰く・・「コンデンサーではちょっとしたタッチの変化など、気になってしまう・・演奏に集中できない・・」

なるほど・・オーディオ的によい音かどうかと、音楽的によいかは別問題ね・・

つまり、ギターに適度なリミッター効果を与えてくれたわけだ・・ダイナミックゆえに・・

結果・・楽音だけが拡声される・・と。

演奏者からすると自分のちょっとしたミスや楽器の特性ゆえに出てしまう楽音以外の音まで拾うコンデンサーは、演奏以外の部分に心と耳をひきつけてしまう、大変に疲れるものだった・・ということなのね・・

だから我々は、オーディオ的にではなく、音楽的によい音を目指さなくちゃね・・

で、ぎりぎりのマイクどうしたか?

コンデンサーにマイクケースのスポンジをかぶせて主催者MCに転用。ノープロブレム!
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音響プラン / 2011/06/13 22:27
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ま抜けたことに、右手首を骨折してしまい、メインオペを信頼できる友人にお願いすることになった本事業。
PAとレコーディングも行うということで、プラン作りが大変だったのね。
なにせ限られた機材内でのセットアップ。
頭分けではケーブルに不足をきたし、かつノイズの問題も多いかと、当初プランしたのだが・・マルチボックスでのオスメス問題でNG。
かと言ってステージを大回りするマルチで80メートル足す50メートルではこれまたラインが長すぎる・・

結局卓前のボックスからの分岐となった。
んで、レコーディングミキサーからレコーダーまで・・これでも悩む。
DA-382台の16トラックレコーディングなのだけれど、卓アウトがTRSだけではなくキャノンアウトも・・
DA-38からのケーブルはD-Sub25ピンとTRSのマルチだけ・・
さすがにTRSメスとキャノンの変換はない・・

で、転がっていたTRSパッチベイのハーフノーマルを中継にすることに・・

まぁ、なんとか手持ち機材で行けるものだと妙に関心。

さて、メインの歌い手さんは島唄の唄者の第一人者「築地俊造」氏。さらにはFFXの主題歌「素敵だね」のヒットで知られるRIKKIさん。
バックバンドは坂本龍一のプロジェクトやいきものがかりのアレンジで知られる菅原弘明さんがギター、キーボードはシンガーソングライターの大木彩乃さん、ベースはYAPOOSの中原信雄さん、ドラムはオムトンで活躍する佐藤貴子さん。
それに地元民謡を代表し、秋田長持唄全国大会優勝の冨岡沙樹さん(高校2年生)と地元、日民田沢湖支部の皆さん。
地元の生保内節を見事なロックアレンジに載せてくれた菅原さん。かっこいいっす。
また、この生保内節の時のバックにはベースで、嵐のアレンジで知られるha-j君も参加。
また、彼がそのままレコーディングエンジニアも努めてくれた。

こうしてみると結構贅沢な布陣だったなと・・こんなに安いギャラでいいのかしらん・・

さて、キーボードとピアノは同時には演奏しないということでレコーディングトラックは兼用した。

んで、キーボードの時にピアノのマイクのフェーダーが開いていたらしく、結構ピアノマイクからのカブリが大きい。

これには、かぶってくる楽器をその楽器とピアノの距離を測定し、ディレイを掛けて解決することを提案。

古くからの読者の方なら当該記事を記憶しておられると思うけど、かぶり対策には結構有効。

まぁ、対策というか、不自然さを少なくするということなんだけど・・

少なくとも位相と時間のずれた嫌な音は回避できるね・・というやつだ。

当日の様子は以下のリンクで
http://picasaweb.google.com/yasuhisanitta/lgXtSB?authkey=Gv1sRgCImNidufy_OztgE&feat=directlink
まぁ、コンパクトカメラの手持ちなので画質は期待されないよう・・

ステージング費用も全くと言ってかけてないけれど、お客様にはご好評を頂いたのでほっとしているところ。
音響プラン / 2011/01/24 12:31
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 さて、先に書いた年末のイベント。
 パンクバンドが大変だったと記載したが、ある意味それ以上に大変だったのがGt4,B2,Dr1,KB1,Vo2,Cho2,三味1という巨大バンド・・
いや、ビッグバンドの経験はそりゃ結構あるよ・・でも、この編成はねぇべや・・ってな歌謡曲からベンチャーズまでってバンドね・・
ギターアンプ4台??
しかも曲によってどんどんメンバーが入れ替わる・・リハは当日のみ・・しかも全員揃わず・・

まぁ、こんなことはよくある話し・・

こういうアバウトな形態に付きあうときは、こちらもあまりぎちぎちに詰め込んだプランをしないこと・・
固まったプランであればあるほど、相違が発生したときに対応できなくなる。

で、パンクバンドも共通なのだけど、ギターアンプにバウンダリーを使った。
PCCは郷土芸能系の出演者に回したので国産A社のわが地方では通称「ぺっぴり虫(まぁ、カメムシのことだな)」という極めて失礼極まりない開発者が憤慨するような呼ばれ方をしているマイクを使った。871Rだっけかな?型番・・

これをギターアンプから40cm位離れた所にセットして使うと、極めてギタリストの聞いている音に近い音でPAできるのだな・・
57などのマイクを通常のオンマイクセッティングすると、どうしても空間成分が全く入らないことで、ギタリストが聞いている音とはかなり違った音がミキサーに入ることになる。
まぁ当然の話で、誰もあんなスピーカーの直前でなんか聴いてはいない・・というより・・危ない・・

で、バウンダリーを適宜離して使うと、非常にギタリストの聞いている音の印象に近くなる・・

これは逆に言うと何を意味するか・・
ミキサーのやることが減る・・ということだ・・

具体的には音量バランスに特化して作業でき、音質バランスは落ち着いてからで間に合う・・
この作業量を減らすと言うことが、本番に対する耐久力を強くしてくれることにもなる・・

確かに、複雑怪奇なオペレーションをこなせる人はいる・・ある種の天才か?と言う人がね・・
でも、そういう天才的作業を他人に要求してはいけない・・

我々の仕事は音響技術を見せつけることではなく、イベント自体を出演者、リスナーとも満足感を持っていただくこと・・そこで一人ミキサーだけがぎらぎら他人を寄せ付けないほどカリカリしていたら、その雰囲気が出演者にもリスナーにも伝わってしまい、楽しくないイベントになってしまう。

で、ある種のアバウトさを常に自分の中に持ち、充分な安全マージンと精神的な余裕をもってオペできるようなプランニングが大事だと思うわけだ・・

で、結局そのイベント、見かけの大変さの割には音質調整の必要が少ない分余裕があったわけね・・
各楽器をぶつからないようパンニングを工夫、リードとそうでないギターを中域の調整で分離を良くし、不要な帯域を全部カット・・後は音楽を聞きながら普通に聞こえるように調整。

まぁ・・パンクバンドの場合はあまりに分離が良すぎるのもなんだかな・・になることも充分に注意。

で、全部の楽器を上げたとき、ミキサー的にまだ余裕があるくらいに仕上げておこう・・
でないと、本番でミュージシャンの力が入ったときにマージンが吹き飛んでしまう。
もちろん、気心の知れたメンバーとぎりぎりバトルをしようなんて手法もあるし・・歪みかけたときが一番おいしい音・・ってのもあるが、小屋機材で各種バンドが混じっているときにはマージンがあるに越したことは無い。

そうそう、パンクバンドみたいに大きな音を出されると、ミキサーの音なのかギターアンプの音なのかわかりがたくなるよね・・
そういうときは何のことは無い、フェーダーを上げ下げしてきちっとPAされているか確認してみればいい・・

沢山の音の処理でワンマンオペの時はついついパニクってしまい、モニターはハウルはゲインは上げられないは、フェーダーも上がってない・・みたいに分けわかめになることもある・・経験の少ないうち、
ミュージシャンからクレームが入ったりすると特に陥りやすい。

こういうときは初段から再チェックね・・
まずフェーダーを絞ろう。
プリアウトのAUXも絞る。
つまりゲインを上げても音がでない状態ね・・
ここで演奏してもらってとにかくある程度ヘッドアンプが鳴ってくれないことには特性が暴れるのさ・・

ここのバランスが悪いままモニター作業に入ると覿面にろくに聞こえないのにハウリまくり・・状態になる。で、EQ地獄になるのだ・・
EQも阿漕な機材なので、このアンプが適正レベルで振れないとこれまた暴れの原因になる。

よって、まずヘッドアンプ。で、AUXのポッド類が適正な位置で適正なレベルがEQに送り込まれてないとモニター関係が全滅する可能性が高くなる。

で、ミュージシャンの要求の嵐に巻込まれて前音も作り込めなくなる・・

ある程度の経験のある人でも、時間のない現場、変更の多い現場、クレーマー的タレントの現場などではため息と共に「ああ・・あるよね・・たまにそういうとき・・」と思い出すと思うんだけどね・・

ということで、現場をスムーズにこなすための前始末・・後始末ではない・・が大事だね・・と言う話に戻るわけだ。

まず、自分から進んで現場を複雑にしない。
実験したいときはシンプルな現場で経験を積んでから・・(新機材など)
途中の入れ替えを極力少なくする。
ステージの見た目と卓盤面の見た目を整合を取る・・(これはイレギュラー発生時の混乱を防止するため)
フェーダーを基準レベル一直線にすることが良いとは言いきれないけど、基準を作る意味でフェーダーがきっちり並ぶようにすると確かに楽。ただし、ヘッドアンプがきちっと動作するレベル内であること。
AUX類はマスターのアフターフェーダーできっちりレベルが出ていることを確認してからEQ調整にはいること。
ミュージシャンの信頼を勝ち取るためにも音出し前にやるべきことをきっちりやっておこう・・ミュージシャンが来てからミュージシャンに関係ないことで付き合わせないように・・

まぁ、これもなははで過去の失敗例の反省でもあるのだが・・だから前始末ね・・
音響プラン / 2009/01/25 10:02
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 さてさて・・年も明けてしばらくぶりでございました。

 昨年11月末・・地元のビアホールでドラムと和太鼓、そして津軽三味線のユニットのライブがあった。

 実行委員会に絡んでいたし失敗はできないイベント・・

 会場は3面をガラスに囲まれた超ライブなところ・・ジャズ系のバンドでは長大な残響に往生するところだ・・

 で、管理人は考えた・・

 まず、FOHの音圧を出来る限り下げよう・・そのためには大した大きな会場でなくともディレイタワー・・
 会場サイズは10×20メートルくらい・・

 で、FOHのスピーカーをリギングみたいに下振りにする。

 もともとの要求音圧の高いグループなので、サブローは必須・・これは新調!某安物メーカーなれど、シングル単発のもので感度をチェック。最大音圧とを考案し、ダブルユニットのものは不利と判断。シングルを4発のほうが合理的と踏んだ。

 で、ミッドハイは、以前紹介した改造バイアンプ。
これで2/2・・
 ディレイタワーにはSX200・・

 ふたを開けたらこれがかなりの効果を発揮。

 客入れ後にはむしろデッドかと思うほどにクリアなバランス。

 心配した電源も青森からの応援で低消費電力タイプのアンプを使えたし、なんとか無事終了。

 とてものことにFOH総金額が20でおつりがくるスピーカーとは思えない出音に、関係者一同驚愕!

 まぁ、アンプが結構よかったというのは大きいかもね・・

 この会場でのアプローチの味噌は、単位スピーカー当りの放射エネルギーを抑えること・・

 具体的には比較的小さめの会場にも関わらず、長径方向での会場使用なのでディレイタワーを設置したこと。
 これは小さい声ならデッドでも、ある程度音圧が上がるとライブになると言う空間特性を考慮してのこと。ある程度の空間距離が稼げると空間自体で吸収されるエネルギー分を活用できる。
 巨大なアリーナで普通にしゃべっている分にはデッドで、大きな音は異様に響くと言うことの考え方ね。

 さて、肝の第2点はガラス反射面への直接放射を極力回避したこと。具体的にはリギングに近い角度で下振りの内振りを徹底したこと。これには足場も十分に活用させていただいた。
 畝ピーカーに角度を付けるための専用ツールも製作した。(これは今回は天井高さの関係で使わなかったが・・)

 音響プラン的にはうまくいったんだけれど、照明、舞台もコントロールしなければならないのでおうじょうしたけどね・・
音響プラン / 2009/01/06 20:57
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 さて、先般、クラシック系のイベントで行ったアプローチ法を紹介しよう。

 このイベントは会場=ビアホール、ジャンル、ギターデュオとパーカッションアンサンブルを含むクラシック系のイベント。
 飲食可で有ることもあり、SRが必要と判断した。ギターデュオとパーカッションの合同演奏もあるし・・

 パーカッションはドラムキットのタムをボンゴに、フロアータムをジャンベに、スネア代わりにコンガ。キック代わりにカホン。

 まぁ、マイクアレンジは人それぞれかと思うので、詳述はしない。

 問題は会場の使い方を横広がりにしたこと。

 会場のサイズは10×20メートルくらい・・タッパは5メートルくらいの会場。
 エントランスは別途付属して結構メイン会場とは結合しているタイプ。

 湖に面しているので、長径方向はガラス。
 短径部もガラス・・っと、かなり反射も共鳴もきついタイプの会場。

 さて、最初は長径方向にステージ・客席を配する通常のスタイルを考えた・・

 が、今回殆ど音響予算はない。

 使えるスピーカーは、某成田の商社の扱っている安価なプラスチック筐体の、NEXOをパクったようなホーンのものか、SX-200。

 どちらにしても10メートル程度までは使えるが、それ以上はプレッシャー、ベロシティスレッショルドに引っかかる。
 今回のような残響、反射ともにきつい会場では往生する。
 それ以上に生音がへたるのよね・・

 で、ステージを短径方向にすることを考えた。

 この場合、横広がりの客席構造になるので、まず、ステレオイメージの問題、聞こえない楽器が出る可能性の問題がつきまとう。

 で、管理人は考えた。

 そもそも、人は自分が見ている状況からすべてを規制されている。
 つまり、自分が座っている位置から見える楽器が聞こえることが第一。見えない楽器についての意見はあまりない。

 難儀してステレオにしても短径方向にステージを持ってくる関係から十分な効果は得られないし、ただでさえ狭い短径方向に、ステージとミュージシャンを配し、更にその前にハウススピーカーなど言語道断という状況。

 で、作戦。

 ライティングも使いたいので、バックサスは如何っすか?とばかりに演奏者の直後ろに足場を2段組むことに。

 そいつの上天板にスピーカーを置くことにしたのだ。

 ただしセンター。

 なぜにセンター?

 以前にも書いたが、人間は視覚に縛られる率が非常に高い。

 よって、演奏者よりも後ろにあるスピーカーの出す音は、それ以前に出た演奏者の生音に縛られる。
 よって、モノ出しでも演奏者の実立ち位置にリスナーは定位を感じる。
 つまり、ステレオである必要はない。

 ただし、反射のきついガラス面を避ける意味でも下向きの角度が極めて重要。

 横長径方向にも、SXの3台位を使えれば十分にカバー可能・・

 結果は大成功。

 肝はナチュラルディレイを使うこと。

 確かにハウリングマージン的には厳しいものがあるが、結構皆さんだってハウスのスピーカー前で喋ったりすることを考えれば何ほどのことはない・・

 誰もスピーカーを意識することはなかったしモニターも兼用できてしまう・・
 営業施設内でのイベントだったので、仕込時間も厳しいものがあったし、その制約の中で、モニターも減らしたかったし、結局ミュージシャンが聞いている音をリスナーにも届けようと言う作戦なのだ。
 結構音圧は稼げていたわりに、スピーカー臭さは無い。演奏者も概ね好評。
 全くNoSRだったクラリネット組は、観客の多さに音が吸われてきつかったとの話・・
 これは本人たちに気が付かれないようなSRを次回は工夫することにしようと考えた。これも腹案はあり・・

 まぁどこかでだまされたと思って使っていただければ幸い。
音響プラン / 2008/03/20 01:41
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