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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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ドラムに限ったことではないけれど、フェーダーを上げたとき、メーターばかり触れて聞こえにくいというプレーヤーは結構いらっしゃる。
つまり、放射エネルギー総量は大きいにもかかわらず有効な楽音になっていない・・というやつだ。

プロのミュージシャンであっても、歌でも結構いる。

まぁ、通常は技量が上がらないとなんとも出来ないことが多いので、ほとんど音響屋が口出しできるところではないけれど、ドラムに関してはあまりにチューニングが悪くて音ヌケが悪いという現場に遭遇する。

もちろん、ミュージシャンが嫌がる場合は手出しはできないが、彼ら自身も悩んでいるときは、こんな風にチューニングすると自分の音イメージに近づけやすくて、かつ音響的トラブルも少ないですよと当方でチューニングする場合もないわけではない・・

もちろん、私自身がドラム叩きの端くれだからできる話なのだけど・・・

基本は、各ペグがきっちり揃っていること。これが出来ていないと基音が痩せる。よって何をやっても薄い音になる。これもコツがあるのだな・・
次にジャズ系の演奏者に帰ってくるタイプの、まぁ弾ける音か、あるいはロックポップス系の客席側に抜けていくタイプの音か・・で、打面と裏側のバランスを変えれば良い。このバランスが一番好みの分かれるところ。
これで余分な倍音を消すのか、倍音で綺麗に埋めるのかが分かれる。
どっちにしても基音部分がしっかりしていないと有効な楽音となりにくい。

あと、他の楽器が鳴ったときに共鳴しにくいところに基音チューニングを持ってこないと、本番中雑音だらけ・・

で、チューニングがいくらきっちり出来ていてもエネルギー伝達を無視した演奏をしてはだめなんだが・・
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チューニング / 2011/03/01 00:52
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さて、例によって、某所でEQ絡みの話題で盛り上がった・・

まぁEQと言っても、入力モジュールのパラメもあれば、本線系にインサートされるGEQやらパラメやらもある・・
メイヤーのSYM(だっけか?)では測定結果を反映するツールとしてはパラメを推奨していたはず・・

大規模会場でのFOHシステムのチューニングには最近はパラメでも間に合う例が多くなった・・
システムの指向性制御が精密になり、FOHに絡むハウリング問題などは非常に減ったためである・・
だからと言ってライブハウス等の狭い会場などFOH絡みのフィードバック問題がなくなったわけではない・・

一般に、システムチューニングとしてのEQの調整は、ドライソースでまず行われる。

そもそもなんでEQによる調整が必要なのか・・

んで、EQってなんなの?
という点から考え直すとEQという機材名は、「イコライズする」から転じてその機材としての「イコライザー」であるわけだ・・イコライズとは「=」(:イコール)からまさに来ている。
イコール=等しくするもの(事)なんつって・・

転じて日本語では等化器とも表現されている。

ここで問題・・いったい何にイコールするのか・・

おそらく・・無響室で測定したその楽器の音響特性を、それ以外の場所でも「同じ」にするため・・と、古の技術者は考えたのだろうと思われる・・(全くの妄想)
何故そう考えたのかというと、それ以外、イコールと言われるときの基準となるような音響環境はないからなんだ・・まぁ、それすらも幻想なんだけど・・

で、ここで何のためにEQをいじるのかというひとつの基準は出てきたわけだ・・

とは言っても、楽器の音・・と言っては色々語弊があるので、仮にソースの音・・としておこう・・
これを非常にナチュラルに作りこんだものがあったとして(まぁミキサーアウトのバランスが最良だった時の音:ヘッドホンで聞いた時に判断する)、これを特定の空間に放り込んだとき(もちろんスピーカー経由で)、差異が生じる・・なんで160がこもるんだ・・サシスセソがきついんだ・・など、ミキサーアウト(イコールソースの音とする)に対して会場と、スピーカーとの問題から生じる差分・・これを補正しよう!・・・というのがEQの本来的使い方である・・

なはは・・イコライザーの本来的というか教科書的使い方の第一歩なんだが、これをしっかり理解して使っている人は意外に少ないのだ・・

よく使われる使い方の一例はハウリング対策・・まぁ、間違っているわけではない・・

んで、ハウリングとはなんぞや・・FB(フィードバック)とも言われるが、正しくはポジティブフィードバック「ループ」というべきかな?フィードバックが同相で、それが正のゲインを持ったときループを生じて本来の再生ソース以外の音を発生させ、最終的にシステムの許容限度を超えてしまうことが問題となる現象・・とでも言うのかな?

いずれ、ハウリングは入力源たるマイクと再生音を発生するスピーカーとその再生音場によって決定されるハウリングしやすい因子を元に発生する。

それはマイクとスピーカーの距離(直接距離による同相周波数となる周波数)だったり、会場の共振周波数によって起こったり、極端にはボーカリストの口の中の共振周波数だったりする・・

これがFOHだけならまだしも、モニター系が入ると相当に難しい問題になることは想像出来ると思う・・なんてったって自分がだしている音を確認するためにはそれ以上の音圧がないと、聞き取れない・・ということは自分が歌っているマイクには、自分の声よりでかいモニター音圧が来ている、という状況を容易に発生させるわけだ・・

とは言っても、いつもモニターが聞こえた途端ハウっているわけではない・・そんなんじゃモニター自体が成立しない・・

ではなんでモニター音圧が生音より大きい状況でハウらないか?

もちろんマイク自体の指向性に助けられている点も多々ある。

が、無指向性マイクでも結構PAできる局面は多々ある・・

結局何が起こっているのかなかなかうまい説明の出来ている文献って無いのよね・・

で、簡単な実験・・と言っても、ウルトラ高級な機材を一方の判定肢にするので普通の人にはなかなか難しい実験になるのだが・・

世間で一般に名器と呼ばれる非常に品位の高い音を出すプリアンプなりを使用したマイクと、値段の割に音いいじゃん・・というプリアンプ(まぁミキサーのでもいいけど)で、同じマイクを使用してNo-EQで同じスピーカーでゲインを上げていく・・

すると、品位が高い・・と言われているアンプの方がハウりにくい・・ということが起こる・・(絶対とは言わない)
これを、マイク、スピーカー、アンプ、エフェクター、それぞれで実験するとやっぱり品位が高い機材ではハウりにくい・・(ことが多い)

なぜか?

品位が高い機材とは、一見いい音とは言いかねても、バランスよく突出部がない状況を保つ・・ということが効いてくるわけだ。
つまり、ループの原因が少ないということね・・ハウリングは常にハウりやすいところから起こる・・という原則を理解して欲しい。

ということは、各機材の動作ステージも、フルアップ時の特性を最も良くなるように設計していることが多いので、なるだけフルアップに近い動作をしておいたほうが、特性的突出部は少ないわけだ・・これがゲインを絞っても実現できるのでウルトラ高級機なのね・・
設計で上手くいくと思っても、実際の素子類はばらつくけど、これを熟練の技術者が追い込んで出荷していることの凄さとその手間に思いを馳せていただきたいものである。

っと、ハウリングの原則とEQの話をしてたんだっけ・・

さて、上に書いたのは、機材の中での話・・実際に我々が現場で往生するのはやはり会場レベルの問題。

おったてたマイクとスピーカーの位置関係と、会場のキャパシティ(客席数ではなく容積)の問題が多い。

と振ったところで長くなったので、これも次回の話題に引き継ごうか・・
チューニング / 2010/08/08 23:33
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アナライザ・・と聞くと諸兄は何を思い出すだろうか・・

管理人が娑婆に出たころ、某大企業で衛星通信の仕事をしたことがある・・
とはいっても直接の社員ではなく、下請け経由の応援部隊だったんだが・・

で、2G帯のバンドパスフィルターの調整検査をしていた。
来る日も来る日もスペクトラムアナライザを使ってVSWRの計測をしながら調整作業に明け暮れたものだ・・

んで、そのアナライザ・・HP製で当時800万ぐらいしたのだ・・

HP(ヒューレットパッカード)と聞くと、今の人はほとんどパソコンメーカー?と思われるだろうが、我々世代はまず計測器メーカーで、横河電気を傘下においた会社・・横河電気は国内の測定器最大手・・とくに大学などの研究室で使う高精度型のものの・・と言うイメージが強い。

当時はスイープジェネレータの信号をスペクトラムアナライザの同期信号に突っ込んで横軸に周波数を表示し、ゲインを図ると言うやり方だった・・

実は、これを単体の計測器で出来るようにしたのがリアルタイムアナライザの初期形態なのだ・・

現在は膨大なフィルターアルゴリズムのもと、ピンクノイズあるいはホワイトノイズから帯域別ゲイン計測が出来るようになっている。

さて、FFT計測と言うものもある・・
メイヤー社のSIMシステムや、SIAのSMAARTが音響現場では一般的だが、こちらは高速フーリエ変換が高速演算チップの恩恵で一般化してきた。

SIMシステムはメイヤー社の講習を受けた人しか扱えないところ・・またそのライセンスが高いことなどから今でも高嶺の花である。

SIAのSMAARTソフトは良くできているが、いかんせんライセンス認証もうるさいし、キャリブレーションに特有の癖がある。

で、現場で手軽にとはなかなか相当に経験のある御仁でも簡単とは言いかねる。

が、管理人、PCがらみの問題もあり、スケジュールその他の動機の必要から携帯電話をiPhoneに変えた。

で、見つけたのよ・・FFTソフト・・
これがなんと2,300円
うっそ~!てなもんだわ・・

で、このメリット・・

何せ携帯だからステージ上でもどこでも計測できるのよ・・
これはステージ上の回り込みその他チェックにこれほど便利なものはないと注目しているのだ・・
ちなみにちょっと前まで音響計測のスタンダードだったRTA・・このソフトがなんと800円

「おじさん参ったねぇ・・」
チューニング / 2009/09/15 01:43
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