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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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ご無沙汰です・・

ずいぶん長いことfacebookに専念してましたが、諸般の事情で、こちらに音響系はまとめることにしました・・

さて、表題です。

VDJとはヴァーチカルデュアルジョイントの意味で、師匠であり、友人でもある岡田氏がアリオス勤務時代に発見し、実用化したスピーカーセッティング法です。

サブウーハーにジョイントパイプでミッドハイをセットする機材は結構ありますが、ミッドハイをこのパイプで2台連結して再度フィルに使った所、非常に明瞭度の高い拡声が出来たという話からスタートしました・・これは複数のエンジニアで確認済み都の話から、なぜそういう現象が起きるかを私が推論し、2台のスピーカーの音の波面結合が生じ、ラインアレイ的効果が得られたのではないかというのが、今のところの結論です。

ここから私の場合はすぐに妄想がエスカレートします。

波面結合は通常密結合がよく知られ、2台のスピーカーを近接設置すると、通常は3db音圧が上がる所、6dbまで理論上は音圧を上げられます・・

VDJの場合は音圧が上がるほどの密結合は起こしてないにせよ、波面のエンベロープ・・つまり包絡面・・での結合だろうと・・
ということはラインアレイよろしくあまり上下に音が出ず、正面方向に放射エリアが限られたことにより、余分な会場反射音を低減できたため明瞭度が向上した・・ということだと理解した。
ならその包絡面の角度を変更すれば手軽な放射方向コントロールが出来るのではと思ったのね・・

ジョイントポールを使わず、スタンドと床置きなら色々実験できるので、例えばMainのスピーカー(スタンドに付けたもの・・)に対し、床置きを後ろに下げるとどうなるか・・

そう、包絡面の形状が下向きになるため、上部にあまり音を放射しない。

逆に床置スピーカーを前に出すと俄然音は上に飛ぶ・・

これを聞いて皆様、もっと妄想しません?

そう・・床置きを左右にもずらすと、かなり音声の放射方向を調整できるのよね・・

サブローなど指向性を制御したい用途にも使えそうだが・・波長が長い分有効化するのは大変かも・・

ともあれ、体育館現場など、明瞭度確保が難しい現場でぜひご活用いただきたい・・特に経費もかからんし・・
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セッティング / 2014/03/08 23:12
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放射線風評で苦労されているいわきアリオスの音響チーフ、岡田氏が体育館でのSRアプローチとしてVDJなるセッティング方を公開している。
アリオスでの実験会の途上で発見された上下に一間弱離したスピーカーセットをすることで、上下方向に指向性結合が起こり、指向角が狭まることで残響が減り、明瞭度が上がるという簡単ながら現場実務的には大いに役立つセット方である。
昨年のTazko音楽祭(田沢湖祭りの一環)でも、横方向の嗜好性制御に用い(さすがにVDJとは言いかねますが・・)有効であることを確認したのは本ブログでも報告済み。

せて、これを今回は上下のスピーカーの前後位置調整で上下方向にも飛び方を調整できると言う話・・

これは自分でもEAW社のスピーカーの指向性コントロールの技法から技術的には知っていただけに、お~!やられた!気分。

まさに、知っていると使えるとは違うと言うよい事例。(皆様もご注意!:ピアノの弾き方を本で勉強して知っていても弾けないのと同様、各種の現場技法などなど知っていることには何の価値も無いことが多いですね・・セミナーなどで、あ~そんなこと知っている・・と、もし自分がつぶやいていたら注意信号!)

どういうことか・・

スピーカーの放射方向を上げたいときは、メインスピーカーより、下に置いたサブスピーカーを前に出す。
下げたいときはその逆。

その現象が発生する原因。結合波面のエンベロープ(波面の山を結んだ線)の向きが変化するため・・

と言ってもわかりにくいだろうなぁ・・

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 > |
>  |
  > |
    > |
     SP>

こんなイメージ?上向きの波面になる。
逆も可。残響を消したいときはこれ。

もともとEAW社のホーンアレイで200m離れても90db以上と言うアリーナ用スピーカーで5段ホーンアレイをデジタルディレイで精密制御することで放射方向を変える技術がもともと・・

これを簡単な2スピーカーで実現してしまおうというアコギな手法。
が、実効性はあると思う。お試しを。
セッティング / 2011/07/06 22:08
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前の記事にも書いたんだけど、師匠との会話から得られたアイデアを愚生流に考えを広げ多様な方向に対する指向性制御ができるのではないか・・ということで、地元で開催された野外イベントで早速実験してみた。

FOHの為に用意されたイントレというかビケ足場は1間四方が2組。サブローとダブルウーハーのミッドハイ2/2と言う形式。
通常のアレイングでは、側板を一旦ぴったりと合わせ、ビーミングを考慮しながらリスニングエリアをカバーするようにセットする。
まぁ反射のきついところではいろんな裏技を使うのだけれど、基本はこれがスタート。

普通にセットすると、アレイは粗結合と言う状態になる。
つまり、何となく一セットのスピーカのように動作し、概ね3db音圧が上がる・・と言うもの。
サブロー領域では密結合に等しくなり、6dbのアップが期待できる場合もある。
高域はさすがに結合とまではなかなか行かず、位相ズレを伴った音に変化することが殆ど・・まぁ、微妙にソフトフォーカスっぽくなって聞きやすいと云うことも言えなくも無いけど・・

で、この粗結合と云う状態を中低域以下に関してのみ維持し、ペアリングによる指向性制御を横方向で行いたい・・と画策して、イントレの幅一杯にサブロー、ミッドハイのペアを離してみた。
高域の狙いポイントは内側セットペアを客席前列センターに指向角の前端一杯、外側セットペアを客席最後部中心付近・・と、まぁごく普通のセット法を広げただけなんだが・・

どうなったか?

スピーカ正面ではまぁちょっと高域から中高域にかけて位相ずれの音が増えた・・これは想定内。
低域は粗結合もあってか通常通りの音圧感。
舞台中央前端・・圧倒的に低域が消えている・・

まさに狙いどおり!100-200Hz付近が特に消えているので、オペ的には実に楽になっているし、演奏者的にも低域の回り込みがへってモニターに対する注文も少なかった。

さて、アレイングによる指向性制御をすると、綿密に調整しないと飛び地的なビームが発生することが知られている。
今回も綿密な調整ができているわけではなく、かなり乱暴だったが思いつきで、駄目元ではじめたことなので、途中でトイレに行った時に気がついた・・
斜め後方にえらく低域の厚いポイントがあった・・そこら辺のお店の人・・ごめんなさい・・

とまれ、スピーカをカップリングさせることで指向性をある程度制御できると言う方向性は見えてきたように感じる。
音を出したい方向、出したくない方向を検討し、スピーカの設置を工夫することで相当のことが出来るとすると、やはり画期的だよね・・

今回は水平カップリングなので横方向に狭い指向性を求めたと云うことになる。まぁ物理的なスピーカクラスターの高さもあるので縦方向にもダダ漏れと云うことではない・・実際、サブローからダブルウーハーの上端まで1.5m程あるわけだし・・
一間間口の実効スピーカ間距離からも100以下のカップリングは指向性には影響しないと思われる。
それでも100-300程度までで指向性がコントロールできるだけでも、普段我々が如何に100-300くらいのEQをいじっているかを考えたら御の字じゃないかな?

ということで、まずは第一段ご報告。
セッティング / 2010/08/01 09:19
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 さる所で、お師匠さんの語った一言から広がったスタンドスピーカーの指向性制御による明瞭度改善のためのセッティング法を考察してみよう。(自分ではまだ未実験^^;;)

 近年増えているサブローにポールを立て、ミッドハイを上に差し込んだセット。これを単純にスピーカースタンドに立てただけのものと比較していたら、会場の鳴りが違うことに気がついた・・と言うのが発端・・

 師匠と協議していて達した結論は、低域から中低域にかけて緩やかな音響結合が生じ、指向性が生じたことによるのだろうということに。

 つまり、ある程度の距離で二つのスピーカーが波面結合することでラインアレイのような指向性を持つに到ったため背面、及び上下方向への放射が減り明瞭度が上昇し、且つハウリングマージンも上昇したと言うことだ・・

 もちろん、追って検証し実証しなければいけないことなんだけど・・

 これがうまく機能すると、小型スピーカーによる低域指向性制御、ハウリングマージンの改善、明瞭度改善、背面へのリーク減少、遠達性の改善が実現でき、実運用上多大なメリットを生ずることになる。

 これは何もサブローによる必要はなく、ミッドハイでも同様。更には、配置法を検討することで多様な指向性制御が可能になり音響デザインの可能性を飛躍的に広げるのではないかと推察する。
 師匠はヒョウタンから駒と軽やかに仰っていたが、もしかするとものすごい画期的なパラダイムチェンジなのかも知れない・・
セッティング / 2010/06/27 09:16
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 卓廻りやマルチボックスのセットプランを考えるとき、諸兄はどういう考えでチャンネル割をするだろうか?

 カンパニーで経歴をスタートさせた方は先輩からの継承でそのカンパニーの流儀がある場合も。
 まぁ、ツアー途中で諸事情により交代などと言うときもトラブルが少ないと言うメリットはある。それに、その流儀にもそもそもの理由と言うのはあるものだ・・

 例えば4本使いでドラムを拡声する場合、おおかたオーバーヘッド2本とスネア、キックと言う割り当てが多かろうと思うのだが、これを私はK.D、Sn.D、OHL、OHRと割り振ることが多い。これとてOHL、OHR、K.D、Sn,Dとしているところも・・あるいはSn.DとK.Dが逆のことも多い。

 アナログ卓の場合、マスターに近いところの方がバスラインが短いため、抜けが良い・・ということで、抜けが欲しい楽器をマスターに近いところにセットする・・とは、お師匠の流儀。操作は慣れが必要かとは思うけど・・
これはデジタルでは関係ないけどね・・(実はあったりしたら・・怖いなぁ・・)

 また、最も頻繁に操作するものをマスターに近い側に持ってくる・・と言うやり方も多い。これは私も安定的な現場では良くやるやり方。
 ごく一般的なコンサートなどではドラムなどは一度決めるとドラムソロ以外ではそのままいけることも多いし、ボーカルと司会は頻繁にいじるところ・・

 見通しの立たない現場では、57だけなどにして、10本くらい一列に並べ、下手からの番号で使い回す・・というゲリラ的マイクアレンジも紹介したことがある。

 この場合大事なのは、とにかく見た目と卓のチャンネル割が一致していること・・これがテレコになっていると判断が遅れ、失敗の原因を作る。瞬間的な動作を要求されるときは、自分の脳が勘違いする原因を一つでも減らすことが大事。自分を過信しない・・ということもね。

 さて、こうやって決まった卓割からマルチ割もつくり、ドラフティングテープで卓に書き込むのは皆さん良くやる。

 で、卓裏用に逆順に記載したテープも作ると、これを卓裏(マイクコネクターのところ)に貼ることで、アシスタントさんのミスが減る。
 さらにはマルチ用にもドラフティングに書き込んだものを必要枚数準備しておくとお手伝いさんにも作業してもらえる。
 でないと、全部自分が管理しなければ誰も手伝えない状況になる・・(仕込み図を見て黙々と作業できるほどスキルの高い人を使えれば幸いと言うものだが、コストは高くなるよね・・酒代かも知れんけど・・)

 とまれ、現場で時間的な余裕を少しでも作り、本番でパニックに陥らないためには、入念な計画と準備を練っておきましょう・・と言うことだな・・わざと計画しないと言う計画も含めてだけどね・・
セッティング / 2009/12/19 11:08
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