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Author:ikataro
サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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さて、仕事を、本番をきっちりと成功させるための非常に大事な力のことを話しておこうかな・・

実際の仕事を引き受けたりプラン、あるいは準備する段階で、あなたはその仕事の全行程をイメージすることが出来るだろうか?

プラン図を書いている様子、機材のリスト表を作る様子、アシスタントの交渉の様子など、本番以外にもたくさんの仕事があるわけだけど、これを具体的にイメージできる人ほど仕事の成功率が高くなる。

機材を繋ぐイメージが出来ていればケーブルの必要数だって的確に分かるし、ステージの広さがイメージできるならケーブルの必要長さも自ずと分かってくる。
出演者の動きが予想できる(イメージできる)なら危険因子も対策することが出来る・・

また、イメージすることによってやるべき事が潜在意識の中に組み込まれていき、並列的に処理できるようになるんだね。
実際人間の普段の行動はほとんど潜在意識によってなされているよね?
ペットのお茶を飲むのだって、「お茶を飲もう」と思っただけで目の前にあるペットを取り上げて口を開け、飲み込む・・なんてのはいちいち意識しちゃ居ない・・その間ほかのことを考えたり話したりしているじゃん。
で、実に95パーセントもの情報処理は潜在意識化で行われているのよ・・
顕在意識(左脳が担当)ってなかなかやっかいで、一度に一つのことしか考えられないし、直列処理だよね・・お勉強なんかはその典型。

でも、現場は多種の仕事をこなさなければいけないし、卓前では特にそう・・

だからイメージを使って潜在意識下(右脳が得意)に手順やなんかを覚えさせておくのが大事。
写真や、手書きの絵を使って始まってから成功裏に終わるまでのイメージを右脳に焼き付かせておこうね。
うまく仕事が回る時って何となく途中とか終わるまでのイメージが浮かびやすい・・てのもあるなぁ・・うまくすると音もイメージ化できるときも・・
管理人の場合は手触り感が出てくればしめたもの。かなりコントロール下に納められる。

まぁ非常に広い範囲の5感がうまく動き出すようにし向けると言うことかな・・
機材トラブルの発見には嗅覚も大事だし、味覚は体調管理に極めて重要。
ハウル前にフェーダーが重くなるようだとかなり快調!

まぁ基礎力がないとイメージも使えないんだけどね・・^^;;
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雑談 / 2006/12/29 20:06
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え~・・今更デジタルがいいとかアナログでなければなどという議論をしたいわけではありません。

デジタル大いに結構と思いますし、また実際ディレイシステムやリバーブなど、デジタルなしにはなしえなかったこともたくさんありますしね。

ただ、デジタル卓に関しては、なんでポッドやスイッチ、つまみを減らすことによるコストダウンをねらったインターフェース設計がかくも多いのかという問題があるんですね。

デジタルだから悪いのではなく、安易なコストダウン設計のもたらすLive性の悪さ・・が一番気になるところです。

ツアーリング用途などで同じタレント、同じ演出でロングランを掛ける・・これならリコール機能を重視し、サーフェースを減らそう・・と言う考えも納得しないわけではない・・
けれど、地方の小屋などでは同じものは二度とやらないし、出演者すらやれない・・と言うことも多いのよね・・
まして本番ぎりぎりまで出演者が決まらない・・とか、本番中にようやく分かる・・なんてのもあるわけで・・そう言うタイトな仕事ではデジタル卓特有の階層構造は大問題になることがあるんですよ。

名古屋で中華航空機が墜落したとき、自動操縦にモード概念が入り込んでいたことが大惨事を引き起こした大きな要因であると言われました。
つまり、パニックに至ってパイロットは自分がどこにいるのか(どのモードにいるのか)が分からないまま操縦桿を操作していた・・と言うことですね。
この自分がどこにいるのかが非常にわかりにくいと言う点がまさに階層構造の一番の問題点なんですよ・・

まぁ・・人間どういうときもある・・あってはまずいのだが、二日酔いの時もあるかも知れないし、朝出がけにかみさんと大げんかして来ることも、あるいは大事な人が亡くなった・・と言うようなことだって・・
そう言うナーバスな状況、あるいはパニックになったときにもサーフェースは最良のアクセス方法を提供するべきだと考えるんですがねぇ・・

まぁアナログの畳以上に広がったサーフェースがいいかといわれるとそれもまたどうかな・・とは思うのですが・・

人に優しいと言うことを、完璧な状態の人間をベースに考慮するのではなく、落ち込んだとき、失敗の直後・・などの心理状態を想定してのインターフェースの研究を積み上げておくべきだと思うこの頃・・
音響総論 / 2006/12/28 12:36
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え~・・ちょっと・・かなり・・脱線かな?

まもなく本番、卓前につくときに皆さん何を飲まれますか?
全く飲まない(トイレに行きたくないから・・)と言う方もおられますね・・

う~ん・・本番での緊張度が高いほど心臓へのストレスが大きいので本当は水分補給は大事なんですが、これがトイレとの絡みでなかなか難しい。

本番途中でトイレがせっぱ詰まったらえらいこってすからねぇ・・

さて、管理人はと言うと、少量のコーラ・・と言うのが定番になってます。

理由1 利尿効果が少ない。
お茶、コーヒー系は例外なく利尿効果が高く、1時間と持ちません。長いイベントでは4時間にも上るインターバル(まぁこんな時は交代要員(短時間でも)を決めておきますが・・)の中でトイレがせっぱ詰まると大変だもんね。ましてや客席内オペでは・・

理由2
あの「ビリビリ感」がテンションを上げる。
「おっし!やったるぞ!」という気になるのよ・・
コーヒーやお茶は「あ~休憩だ~」というメンタリティに・・
モチベーションを自分で上げなければいけないときは例外なくコーラ・・かなぁ・・「こんちくしょう!」という言葉が似合うのよね・・^^;;

まぁコーラは昔のチクロ時代の方が口の中が粘つかなくてすっきりしていたと記憶している世代ではあるのですがね・・

もっとも年も年だし、普段は水に限る!なんてやってますが・・
雑談 / 2006/12/27 22:54
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このところちょっと普通のオーディオのサイトを見て回ることが多かった。
中坊の頃から高校(わしは高専だったけど)の2年くらいまでがオーディオ好きだったので、その頃の記憶とつきあわせても隔世の感を感じる部分と相変わらずという部分があるなと・・

さて、なぜ高校くらいで止めたか・・バンドを始めたこと、PAに関わるようになったこと・・が大きいみたい。

圧倒的な実存する楽器の力に圧倒された・・と言う感じかな・・

このとき一番感じたのが、所詮ステレオという虚像の上での生音論議に過ぎなかった・・という実感。
もちろん、この上で趣味としてたしなむのに何の文句もないんだけど、自分の中では意義付けが抜けてしまったのだな・・

さて、そうは言ってもPAもステレオという虚像で仕事をしていることに間違いない・・けど、生楽器のある状況が多いし小規模会場ではこれは覿面に生楽器の利点を使うことが出来る。

それと決定的に違うアプローチ法があって、ピュアオーディオは狭い部屋のスピーカーの向こうにホールを感じたい・・と言うのが生音のテーゼである。

PAでは如何に遠くの人でも目の前にタレントがいるかのように拡声できるか・・が大きなテーゼである。

ここで実は大きな違いが出てしまっているよなぁ・・ってね・・

おっと、ここでは意図的にレコーディング業界や放送業界などの記録系業界のメンタルは抜いてます。

あと、生で楽器をいじっている身としてはどっちもどっち・・所詮虚像・・と、これに関してはちょっとニヒルになってしまっているかなぁ・・反省・・

個人的には皮膚感覚で演奏する方なんで、手触りの悪い演奏もいやだし、聞くのもいやかも・・

と言うようなメンタルの中で、さて今自分で自室のオーディオをセットするとなるとう~ん・・
やっぱり音は前に出てきてくんないと、蹴り入れたくなりそうだし、遅いアンプやスピーカーではいらつきそうだし・・かといって自己主張の強すぎる音だとBGMにならねぇしなぁ・・
などと意外に選択肢は少ないのである。

オーディオ評論家諸氏の評論は先に述べたように前提となっているメンタルが違うので全く参考にならないし・・レコーディングエンジニアの話すことは近いけどやっぱり違うかなぁ・・

と、久々にお悩みなのだ・・

まぁどうせSMAARTでの調整をしながらディレイでユニット間距離を調整して、などとやらざるを得ない・・となるんだろうけど・・ってこで既にオーディオ評論家さんとスタンスが違っているか・・・^^;;

そうそう、低音用スピーカーの1/4波長遅れの問題は結構大きくて、これをキャノンが振動モーターを超音波駆動することで解決したと言うニュースがあったね。これは興味津々。
雑談 / 2006/12/27 09:44
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え~立場上、検定なんかの具体的な指導は出来ないんだけど、実技に関しては本当は、技術的なことはほとんど出来ている人が検定を受けているはずなんだよね。

ということで、失敗する人の典型から気がついたマインドセットメンタルセット系の話をしておきたい。

もう既に検定試験内容はほとんどの受検者に届いているよね。

これを試験問題・・と思っている人が多いんでないかな?

で、内容がそれほど難しいわけではないので何となくいけそうだ・・位の気持ちで検定に臨み、検定員に後から覗き込まれる状況で舞い上がってしまい、いつもなら出来ることの半分も出来ないで終わってしまう・・と言う人が多いみたい・・

で、メンタルセットの第1

これは失敗すると信用を失うほどの大仕事だと考える。

第2

試験問題ではなく、クライアントからのオーダーであると考える。

第3

クライアントからのオーダーであるので、やれと言われたことをやらないとギャランティが出ないかペナルティが待っていると考える。

第4

だからクライアントのオーダーを自分なりにリストアップしておいて、するべきことをきっちりするように、また余計なことはしないと決める。

第5

卓、出力計、ポン出し用CDは現地さんが調達と調整済み。

第6

前現場の関係で開場18分前にタレントとマイクが到着。(1級は30分前)

第7

時間がないので、自分でやるべき手順を決めておいてそれを淡々とこなす。

以上です。

後は各自自分で検定試験内容を検討して以上の案件に置き換え、整理し、当日計画通りに「仕事」を進めてください。

おっと、追加!

交通事故や転倒事故なども自宅前(近所)が意外に多いのだそうです。これは自宅近くだと言うことで気が抜けてしまうことが多いとか・・

検定の場合は本番試験が終わったとき・・が一番気が抜けると思うので、ここでもう一度し忘れたことがないかをチェックしましょう。実は検定条件にしっかり書かれているのよ。読み返してね。

とにかく、クライアント仕様書を何度でもチェックしてね。抜けはペナルティ。

もう一つ全体的なメンタルセットを。

1級でさえたったの4本。
2級に至っては2本しかマイクはない。

これを簡単に考える人は多いがしっかりこなすのは大変。試験時間はこれを考慮して微妙にセットしてあるのよね。

でもこの4本と2本。リバーブ返しとCDを入れてもたかが知れている。
ということはいつもの仕事に比べれば全然楽なはず。
そして、トラぶったときのチェックポイントも少ないはず。

「と・こ・ろ・が!」実際には「何にも繋いでいないチャンネルをチェック」し始めるのよ・・焦っているんだろうね・・

トラブルというアクシデントがあったときほど、如何にトラブル経験を積んでいるか(かつ如何に解決したか)などが出てくるのよね。

もう一度繰り返すね。

既にあなたは沢山の経験を積んでいるので技術的な問題はほとんど無いはず。(新卒者でもバイトやアマとしての経験は積んでいるでしょう)
だから失敗要因のほとんどはメンタルな部分だということね。
あと、軽く考えすぎるのも良くない。

クライアント仕様書として努々軽く考えることなく、要らないことはせず望んでいただければと思う。

あ~検定内容に関することは一切ふれてないから大丈夫・・だよな・・
雑談 / 2006/12/27 09:15
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う~ん・・またダブっているなぁ・・

いいや・・

んと・・昔、あるイベントで踊りのポン出しをしていたときのこと。
本番が始まってもまだ素材テープを持ってこない出演者(おばちゃんたち・・いやちょっと語弊があるか・・元おばちゃんたち・・^^;;)がいて、出番の2人くらい前にようやくテープが届いた・・

これ・・一曲しか入ってませんよね?頭出てますよね?・・A面ですよね?・・と、くどいくらいに念を押して、さて本番。何せ頭出しの確認もレベルの確認もする時間がとれない・・

あっという間に出番。板付きでハイ!カセットスタート・・レベルが分からないので-10db位の所にフェーダーを待機して、出だしで音量を調整してしまおうという作戦。

・・・が・・・音が出ない・・普通は長くても5秒くらいでは音が出ると思うんだが・・と考え、もしや表裏が逆なのでは?などと不安になった・・

っと?「ダンダンダンダン」と人が近づくような足音が?・・何だ?

「あや~・・おど(音)っこ出ねぇ~・・」「バチャン!」「きゅうわ~~ん」と曲が途中からスタート・・

 出演者呆然・・私も呆然・・観客・・大笑い・・・

 最初は何が起こったか分からなかったさ・・でも途中で気がついてしまったね・・

 彼女たちは本番ぎりぎりまで練習してたのだ・・
 そして最後の最後に録音ボタンを押してしまったんだな・・ラジカセの・・

 いや・・確かに録音ボタンが再生ボタンとすぐ隣のラジカセはあるよ・・うん・・同情はしないでもない・・でも、本番用のテープと練習用のテープは別に用意してね・・ってあれほど注意しておいたじゃないか・・
雑談 / 2006/12/26 12:44
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不肖この管理人、88年からMACを使っている。
まぁ仕事柄、WinPCもPC-UNIXも使っているが、手になじんだツールとしてのMac使いとしてかなり年季の入っている方だと思う・・

だから、GUIに関しては結構うるさい。

が、Liveの現場でディスプレイを見るのはあまり好きではない・・

自動車のスピードメーターにデジタル表示のものは確かにいくらか出てきた・・が、タコメーターにデジタルが採用された・・と言う話はほとんど聞かない・・

なぜか?不評だからに決まっている。

非常に瞬間的に変動するものをデジタル表示すると、読めないのだ・・

アナログメーターだと目の端にでもとらえていれば概ね把握できるのにデジタルでは目を凝らして読みこまないと理解できない。
これはタコメーターのように瞬時に判断することが求められる用途には向かないと言うことになる。

これがなんでディスプレイ嫌いに結びつくのか・・と言われると思うのだけど、関係するのだな。

予定調和のようにきっちり台本通りに進むイベントならまだしも、アドリブ好きなギタリストや、すぐ客席に降りたがる歌い手などと組んで仕事をするときもそうだが、何より子供相手のイベントなど、舞台から目離しのならない仕事というのはかなり多い。
目離しがならない・・ということは、舞台以外をほとんど見ていられない・・ましてやディスプレイを覗き込んで設定を変えて・・などやってられないのよね・・その間にマイクを倒されたり・・

また、本番まで立ち位置が決まらない出演者もいたりするし、子供なんかそもそもどこに立ってくれるのか・・とんと不明なまま瞬間芸で対応せざるを得ないこともしばしば・・

するとディスプレイを覗き込むというのは極力したくないのだ・・

確かに予定通り進められるイベントではすごく便利だというのは分かるが、まさにLiveという現場ではちょっと考えてしまう・・

むしろ皮膚感覚で操作できる(つまり、触っただけで操作できて目線を下げる必要のないもの・・と言う意味)インターフェースがないものかといつも開発の連中には言っているのだけれど、市場性が確立できないのか誰も作らないねぇ・・手法的には既にアイデアはあるんだけどね・・

ゆっくり設定できるときは確かにGUIによる今のデジ卓のディスプレイでの設定は便利。がLiveでのオペの時は不便。
エンコーダーの所に数値が表示される卓もあるが、数値を読む行為自体、結構時間の掛かるものなのよね・・タコメーターに使われないと言うのと一緒。
そもそもそのエンコーダーが何のパラメーターを表示しているか、を一旦確認しないといけないんだからね・・

これはコンピュータ使いにしてみると痛し痒しの所なんだが・・
Live / 2006/12/26 11:03
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ちょっとスピーチ周りのお題が続くなぁ・・(なら変えろってか?)

スピーチバックグランドノイズに対抗する、書類のカサコソを入れたくない・・などの理由でゲートを掛けたいことは結構ある。
ましてデジタル卓では簡単に使えるしね。

で、実際に試してみると分かるのだが、そのままでは使い物にならない。
これは子音の特徴によるもので、あるレベルに立上がる前の部分が聞こえないと子音が掛けてしまい、言葉として聞き取れないものになってしまうためだ。
よく、ダッカー(音声が入るとBGMをカットする機能)の掛かった店内放送などで、1度目の放送ではしゃべり初めが全く聞き取れないのと一緒。
まぁ、トランシーバなどでも経験するんだけど、こういう場合、「あ~」とか、「う~」とか、意味のない予備音声を出しておいてから次の言葉を続けるようにしないと、頭が欠けて聞き取れないと言う奴の、もっとシビアなものと理解してもらえばいいと思う。

ゲートというのはある一定レベルまで、音声を遮断しているため、子音に必要な擦過音などの大部分を削ってしまう。従ってゲートオフした後にしゃべりを再開したときがもっとも聞き取りにくくなる。

じゃあ使うなよ・・と言うようなモンだけど、議会などでも執行部内でのちょっとした打合せ(これも一言二言のもの)などでは追従しきれないことがあり、やはり使いたいことがあるのよ・・横を向いての咳き込む音とかもね・・

で、きつめにゲートを掛けつつ、子音の欠けを防ぐにはどうするか・・
サイドチューンとディレイを利用する。

サイドチューンに直接の音声を入力する。メインの入力には20-30msecくらい遅らせた(ここは実験で追い込めてないので追検証していただきたい)音声を入れる。
つまりレベル検知は早く、実音声を遅くしてゲートが開くときに子音の立ち上がり部分の通過が間に合うようにセットする。
これでかなり子音欠けは緩和できると思う。
また、これを利用することでスレッショルドレベルをかなり高い位置に持ってこれる・・よってゲートのノイズ低減効果がかなり有効になる。

というもくろみだが・・まぁ人が話しているその裏でごちゃごちゃ喋っている人もいるので、自ずと限度ってぇモンはあるんだけどね・・

機械頼りをお勧めするわけではないけれど、技法として知っていると助かる局面も多々あるかと思う。

お!そうそう、このゲートのレベル検知の速度・・これはアナログの非常に動作の速いものがお勧め。
デジタルでは演算に時間を取られるので、どうしてもアナログより不利。
つまり、非常にアタックの早いLive音源の場合はデジタルは一般に不利になる。
アタックの遅い設定は問題ない。また演算速度も確かに上がってきてはいる。
が、ストレートに早いのはアナログゲートの類。

金額が安いので小馬鹿にしがちだけれどBehringerのコンプをゲートとして使ったときはその動作の速さに驚いたものだ。(買えなどと言っているのではないよ・・)

うちの小屋で使っている卓はアナログ卓にも拘わらずリコール機能を有している。また、各インプットモジュールにダイナミックプロセッサがVCAを操作することで実現されているので、動作速度的には有利なものの一つ。

が、やはりコンピュータを介してパラメータのコントロールがされているし、このファーストアタックの問題ではやはりちょっと不利なのは否めないようだ。

まぁちょっと話がずれたけれど、如何に動作が速くともレベルが一定の所まで立上がらないとゲートが開かない、という原理そのものが子音欠けを招いている、というのは変えようのない公理のようなもの。
それに対する対処法という風に理解していただきたいね。
セッティング / 2006/12/25 09:58
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我がふるさとに江戸時代中期に発祥したという「生保内(おぼない)節」なる民謡がある。
で、この全国大会成るものが有るのだな・・
一日で280回も同じ曲を聴くという試練を与えてもらっているのだが、この曲、歌い出しの歌詞が「吹けや、生保内東風(おぼねだし)」と始まり、途中で何回も「吹け」という言葉が出てくる。

もうお題からして分かったと思うのだが、この「ふ」のところで見事に吹かれてしまうのよね・・「ばふ!」つって・・

マイクを選び、ウィンドスクリーンに凝り、コンプの設定に凝り・・と、いろいろ試したが、結局ダイナミック系のマイクで後は手コンプが一番と言うことになった。

さて、手コンプ・・分からない人のために説明すると、なんのことはない、でかい音の時に瞬間的なフェーダー操作で対応すること、その能力、となる。

で、この大会を担当し続けて身についた技がある。

この吹かれと言う現象、「ハヒフヘホ、パピプペポ」で特に顕著に発現するのだ・・

ならば歌詞の分かっている曲の場合、予測が立つ。

さらに、歌い出しの直前「ヒィ~~」と肩で大きく息を吸うような人は歌の訓練が足りてない・・従って吹かれも大きい・・と予想できる(かなり高確率)。

よってそのハ行、パ行の歌詞の一文字だけ瞬間的に手コンプをすればよい。

スムーズ且つ正確に手コンプをするためには、中指、ないしは人差し指で唄のフェーダーを操作するものとすれば、親指を目標ゲインリダクションのところにおいてストッパーにすればよい。安定的且つスピーディ、しかもゲインリダクション量が変化自在な手コンプの完成。

この歌詞で予想、あるいは相手の力量で予想・・予備動作で予想・・と言うことは電気式コンプでは不可能で、もちろんコンピュータを駆使しても無理。

人間ならではの技として活用できる人はしていただきたい。
ゲインリダクション量?
普通に聞こえる量!
音響操作 / 2006/12/22 23:42
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さて、一昨日上げたトピック、なぜか重複記載されたので削除したところ、反映されなかった・・
んで、仕方なく、トピック自体を削除したのだけれど、やはり反映されず、あきらめつつ次のトピックを書いたらその時点で反映されて、重複されたものもオリジナルも、どちらも消えてしまった・・
元データもなかったので、まぁ思い出しつつ、似たようなことを乗っけるべく挑戦。

さて、スピーチの拡声である。
スピーチの拡声というと拡声の基本の最たるもので、簡単なようでいてなかなか難しい。
一つ注意したいのは、音楽的に、あるいは音響的に「良い音」だから「よく分かる(明瞭度が高い)」とはならないことが多い・・ということね。
音楽のコンサートでいい声だ・・と言う風にチューニングしたそのままのセッティングでスピーチに入っても何を喋っているか聞き取れない・・と言う様なこともままある。
で、こういうときは明瞭度に関係の無い余分な帯域をばっさりカットした方がよい。
まぁコンサートなどでは、インプットモジュールの前でマイク信号を分岐し、片方を歌用のセット。もう片方をスピーチ用のセットとして、コンプやらEQのセッティングを変えておく・・で、フェーダーでMCとVoで使い分ける・・というのはよくある技法。

さて、式典や講演会、各種大会などスピーチがもっぱらのイベントも結構ある。
アリーナクラスの会場で宗教団体の教祖様の講話・・なんて言うシチュエーションの仕事も結構大きいPAカンパニーに回ってくるのではないかな?

さて、こういうもっぱらスピーチの時のPAアプローチでゲインを稼ぎたいとき、小型カプセルのグースネックマイクを二本集合セットして、各モジュールに立上げ、各々PANを振り切って使うやり方がある。
X-Yに似ているが、別にカプセルの方向を振り分けたいわけではない。

これは、以前にオーバーヘッドでも説明した手法の応用で、一本マイクと片チャンのハウススピーカーとで完全に独立した二つの音響拡声系として扱えるので、相互の干渉がなく、結果トータルのシステムゲインが上がる・・と言う技法である。
今思いついたんだけど、これをスプリット拡声技法と呼ぼう。
ミキサーないで各信号が混ざってないので全然別の拡声装置を持ってきて2系統使ったのと一緒だよね・・
で、空中で混ざって結局センター定位する。と言うわけだ。

あと、演台の上手、下手から各々マイクを出して、話者の顔の向きに合わせ、細かくフェーダー操作することで、無駄な音をカットし、かつ必要な音をカバーし合わせて自然な拡声をする・・と言う技法もある。
これは神経を使うし、技もいる。
でも例えスピーチであっても「ライブ」なわけで、スピーチだから楽だ・・などと言うこと自体が大いなる勘違いと言えるだろうね。

さて、こんな風にマイクをたくさん立てなくてはいけない・・と言うようなシチュエーションでは絵面(「エズラ」と読む:業界外の方:ビデオなどの見栄えのこと)も良くないので、テクニカさんのマルチカプセルマイクのようなものがあるといいねぇ・・

ふぅ・何とか前回書いたことはカバーできたかな?
セッティング / 2006/12/21 14:53
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なんでかな?前回の投稿がダブってしまい、かつ削除できない・・管理画面上では削除しているんだけど・・

でだ・・スピーチについてもう少し考えてみたい。

スピーチって・・英語で言うと音響屋的には基本中の基本すぎて、別に音楽バランスなんてこともないし、定位や帯域の振り分けを気にする必要もない・・ということで結構軽く考えてしまうことが多いというのは否定しにくいと思う。
で、正しくPA(パブリックアドレス:構内拡声システム)なんかはエリア内で音圧を規定以上出るようにすればいいだろう・・みたいな安易なシステムが多いのは否めない。

昨日のニュースで地震予報システムの予備実験を行ったところ、病院内のロビーで多くの人が何をしゃべっているかわからなかった・・と回答していたあたりに如実に現れているような気がする。

実は人間が人間として発達した一番の基本は言葉の獲得である。
これによって、正確に意思と知恵を伝えることができるようになり、コミュニケーションの質が非常に高度になったことが一番なんだ・・
つまり、言葉が正しく、かつ力強く伝わること!これが人間としてのコミュニケーションの基本なんだ・・と言う点を、為政者にも設計者にも、システムを管理する側にも強く持っていただきたい・・というのが今回最も言いたいことだ。

したがってビジュアル系システムより何よりまず考慮されてしかるべきで、基本の建物設計、内装選定などの段階ですでに音響的考察とコンサルティングがされていれば、先のような失敗例は出なかっただろう。
スピーカーだけ良いものがあればいいということではないのだな。
壁面の使い方、基本レイアウト、容積計算、暗騒音の予想(特にパニック時)、内装材による反射減衰率の予想、そしてスピーカーの設置による反射や残響の発生予測、こう言ったことが十分に検討されていればもっと明瞭率も上がり、それでいてうるさくなく、伝わるべきことがきっちり伝わるシステムができるのだと思う。そして、じつはそれは人間としての基本生活の中ですごく大事なことだという共通認識が必要なのだと思う。

四六時中垂れ流しのBGM、がなり立てることに麻痺しそうな売り込みのトランペットスピーカー、そして選挙での非常識な歪みきった音声、ああいう音を平気で出す人たちでは、コミュニケーションの基本を知っているとは思えない。
ということはパニック時にも意思疎通がとれない状態で事故を大きくするだけのような気がする。

まぁ俗にいう音響・・の話しとはずれるのだけど、自分の仕事の足下、根源を時々は考えてみたいものだね・・
音響総論 / 2006/12/21 09:13
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アカペラものとか純邦楽、クラシック系、ジャズなど生音の印象を壊さず拡声しなければいけないと言う仕事はかなりある。(まぁツアーで回っているJ-POPやロックや歌謡曲演歌系は気にする必要はないだろうけど)
特にクラシック系ではマイクが見えただけで拒否反応を示されることもあるほど・・
さて、俗に言うPA臭い・・って何故か・・そこから考える必要があるよね。

一番大きな理由。PAをしているから・・って・・洒落にもなりまへんがな・・
でも、もう少し考えてみましょ。
ふつうPAをするとき、演奏者より客席に近いところにハウスのスピーカーが来る。
誰も何も考えずみんなこうやっているから、先輩がこうしろと言ったから、演出上仕方なく、小屋の作り付けがそこだ、などと置いていることが多いのだけれど、そもそもこれがPA臭い音の第1の理由なのよ・・
試しにハウススピーカーを演奏者の後ろに持って行ってみる。
まぁ音量にもよるが大分緩和される。つまり普通っぽくなる。
また特にパンで定位をいじらないまでも、なんとなく定位感が出てくる。
これはハース効果によるもの。そう、ディレイで定位がつけられますよ・・と言う奴ね。
これをディレイマシンなどという大げさなことをしないで実現する一番簡単な方法がこのスピーカーを演奏者の後ろに置く・・と言う手法。

もっともハウリング対策や、どうしても音圧を稼ぎたいと言う場合には使えないけれど、生音っぽくと言う場合はそんなに音圧を稼ぐ必要はない仕事のはずで、と言うことは結構有効な手段となる。
特にハウりやすいポイント数カ所の調整だけで結構いけるはず。生音が先にリスナーに届いているので、リスナーの印象はもう生音の音色で決定されている。よって特にEQなしでもいけるのよ・・これは心理学の問題。というより、大脳生理学か?
まぁ先行イメージで決定されてしまうと言う奴ね。

で、そうはいってもステージ内にスピーカーなんか置けない、と言う現場も多い。
どうしようか・・

そう、このときこそハウスの出力にディレイをかます。
これも距離ぴったりではなく、あくまで生音先行、PAはそれの後押し・・と言うイメージにすること。レベル決定(オペレート)もそういう意識を持つことだね。
すると非常にナチュラルな印象のPAに出来る。
この技法は録画撮り、録音などが同時に行われるときもPAに対する苦情が出にくい手法でもある。

さて、これでかなりいい雰囲気の音に仕上がるはずなんだが、リバーブは欲しいよな・・と言う局面は多々。

でも、如何にもリバーブ!とやるとこれまたブーイングの元。

どうするか・・そうホールサイズが入力できるものはホールサイズを実際の会場に合わせる。そうでなければ各パラメータを実際の会場の響きと合わせ込む。
すると、リバーブマシンの音が実際の会場のリバーブと非常に良く混ざるようになる。
これによってリバーブをかなり掛けても会場のホールトーンのように聞いてもらえる。

これらを駆使して、後は現場で如何にも普通・・という雰囲気を作り上げると、透明なPAが実現できる。

まぁ・・PAしていないみたいな印象になって金が取りにくい・・なんて弊害もあるかも知れないけど・・^^;;
音響プラン / 2006/12/18 10:15
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さて、前回超低音騒音は日本人にとってストレスになる・・かも?・・と書いたが、現実にストレスになっている事例を一つ。まぁ必ずしも音響の話題とも言えないんだけど・・

近隣都市のあるデパートの3階に本屋がある。
そこに勤めると体調を崩すと言うことでそこの従業員の間でちょっとした都市伝説的話題になっている。
まぁ知り合いが勤めていたこともあって野次馬しに行ったさ・・本屋自体は大好きだしね。
さて、現場にたどり着いたら確かに妙に体がだるい・・というか、重く感じる。
しばらく歩き回ってかつ本などを眺めているうちに気がついた。
非常に低い帯域の振動とも音ともとれないものがある。(聞こえるとは言いにくいくらい・・)
で、はたと気がついた。
空調機の分周振動で床が共鳴しているんでないか?っと。
東北なので50Hz。その半分か1/4か。3相モーターならその1/3の倍数か?
で、床が上下動しているみたいなんだ。
上下振動するものの上にいると、下に下がるのは重力加速度か加算されるので簡単に落ちる。
が上がるときには重力加速度に逆らうので重くなる・・この繰り返しでトータルで体が下に押しつけられているような印象になるのではないか?と。
再現実験をしたわけではないのだけれど、ありそうな気がするなぁ・・

実際その場を離れると又体が軽くなった。
ありゃ体調崩すわ・・というのが取り敢えずの率直な感想。
でも、発見は難しいだろうね。
一般にショッピングセンターなどはコスト削減のためコンクリート打設もぎりぎりまで薄く作っているから、振動発生源の対策をしっかりやらないとこういう事例は結構生じるのではないかと思われる。

まぁPAだのではこんな聞こえない音は無駄なので出さないんだけど・・ピュアオーディオでDCアンプの性能はコーン紙が揺れるのが見えるくらいが良いなどと簡単に無責任に書いている評論家もいるけど・・ちょっと考え物かな?

っと、直接には音響に関係のない話題を振ってみました。
雑談 / 2006/12/17 10:03
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ちょっとお休みしてました。

さて、アルティックの名機A7でオペレートした経験のあるエンジニアはたくさんいると思う。かくいう管理人も学生時代の実習ではこれがハウスシステムだった(FBはボーカルマスターだったな)。
このスピーカー、元々はシネマ用途に開発されている。よってスクリーン越しに聞いてちょうど良くなるように設計されている。
これを日本人はいい音や~つって直接聞いているんだな・・
で、おまけにこのスピーカー説明書には万が一ツイーターが飛んだときは、ウーハーをフルレンジで聞けば間に合うみたいなことが書いているらしい・・(未確認)
いくら何でもウーハーをフルレンジで・・とは思うのだが、結構真剣らしい・・
というのも、英語という言語は子音の占める割合が特に高く、シビランスの強調されやすい言語なのだと。また、そこを聞くことで英語の聞き取り能力も上がるのだとか・・で、こういった成分ならそこそこ確かに聞こえては来る・・

が、この状態(ウーハーだけのフルレンジ)で日本語で喋ると何が何と喋っているのか、ほとほと聞き取りにくいったらありゃしない・・

これがまず前振りの一つ。

日本という国の基本的な音環境。
まぁコンクリートジャングルである都市部はここ一世紀内の話なので、もっと古い時代からの遺伝子レベルでの話。
日本という国は地質学的にはずいぶん新しい国で、海溝沿いの国土なので基本的には火山国。
広葉樹林帯の面積が広く、腐葉土による柔らかい地質のところが多い。これは低音成分がよく吸収されることを意味するよね。雪なんか降ったらなおさら・・
建築材も檜や杉が好まれるため家屋構造も吸音性の高い材を伝統的に使っていたし、なにより障子、襖といったほとんど遮音性を有しないものがしきりとして使われている。低音に関しては特にね・・
よって、日本での伝統的家屋での生活では低音の少ないすっきりした印象の音環境になることが容易に想像できると思う。
これは比較対象としてヨーロッパに多い石を使った場合と比べてみて欲しい。

そう言う低音の少ない日本でたっぷりの低音を聞く機会・・というと、地震・・津波、洪水、なだれ・・雷・・と、ろくなものがないのよ・・

だから日本人の遺伝子には低音を忌避し、高音を好むものが組み込まれてしまったのではないかな・・

その証拠に伝統的邦楽器に低音楽器はない・・太鼓くらい?
その太鼓もドロドロと気持ち悪いシーンに使われているし・・^^;;
歌ものも、みんなテカテカしたハイトーンの歌手が売れている。しっとりと渋い低音で・・なんてのはほとんどヒットチャートの上には出てこない。
また、チョッパーベースの隆盛など、日本人はゆったりたっぷりしたベースが嫌いなんじゃないか?と思うくらいだよね・・

ここまでが前振りの二つめ。

でだ、先のA7。もう一つユニットを付け加えるなら何?って言う質問をしたんだと。
ヨーロッパ系はほとんどがサブウーハーを欲しがったらしいのだ。でも日本人は?
そう、もう想像が付くよね?スーパーツィーターだったのだ・・

管理人はピンクフロイド育ちなのでたっぷりした低音が好きなんだ。
で、キックは当然「ドッ!」となるものだと思っていた。自分でチューニングし演奏する場合も、そう言う音が切れよく出てくることを期待する。出来れば26インチが欲しいと思ってしまうほどなんだけど・・
今の流行は絶対違うよね?
キックの音評価で最初にアタックなる言葉を聞いたときは「え?」と思ったものさ・・

それでもスピーカーにプロセッサタイプが出てくる前、4560なんかの時代はまだ「ドッ!」が結構多かったように思う。
でも、ターボ以降プロセッサタイプのスピーカーが主流になってキックの音は「ガッ!」に明確に変わったようだ・・

この音が主流になってからキックのビーターもハードタイプが主流になったし、キックへのアタック収り用のマイクを追加するってもの一般的になってきた・・

まぁプロとして仕事をする限り、クライアントの好む音を作ることに異議はないから、いくらでもそう言う音に仕上げてやるんだけど、自分のドラムの音としてならあり得ないなぁ・・

で、とうとうキックのサイズが下がりだした・・今は16インチなんてのも・・こりゃフロアータムを寝かせてもいっしょだな・・と思うんだけどね・・
26インチが欲しいなんて思ってた時代はどこに行ったんだろうか・・

さて、斯様に高音指向の日本人。結局新しい最先端の音・・音楽・・って思っているものでも、かなり古い時代からの音センスがまとわりついて抜けないものなんだね。若いモンも意外と律儀に伝統守ってんじゃん!・・と、おぢさんは思ってしまうのだ・・

こうしたことから敷衍して考えるに、超低音騒音問題は日本人にとってかなりのストレスなのだろうね・・
音響総論 / 2006/12/15 16:05
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閑話休題

アースだのグランドだのとがちゃがちゃ書いたけれど、学問的に精密な定義で書いているわけではないんだな・・
体験的問題回避策としてのもので、学問的に定義するとなると用語ももっと厳密に使わなくてはならない・・でも、そんな定義から調べていたら酔っぱらった勢いでなんか書けないモンね。

でだ、ちょっと出てきた用語を思い出すと、アース・・これはたぶんもともと地球という意味のアースから来ているよな・・
グランド・・これはグラウンド(地面)からカタカナ用語として短縮したものだろう。
この2者とも地球(大地)はゼロ電位である。もしくはそう見なす、という概念だよな・・

接地と言う言葉は大地に接続する・・と言う言葉の短縮形と思うので上記のアースなりグランドに何らかの方法で接続するための端子、もしくは接続する行為を指すものだろう。
電気工事法などで言う第何種接地という場合は地面との抵抗値なども定義されている。

さて、単相三線式と行ったときの中性線(真ん中のみどりの奴・・だったよな?)は両端のホット100ボルトとコールド100ボルトとの真ん中だよ・・という話だ。これ自体はグランドと全く関係なく作ることも出来る。
が、一応日本では柱状トランスなり電気室からのものなりで接地がされているはず。両方ともショートさせると真ん中の線には両端の2倍の電流が流れる・・というのは簡単に想像できると思う。だから同じ太さの線で配線されているというのはちょっと変だね・・
まぁ、両方の相できっちり同じ電気を使っていると理屈上は真ん中に電気は流れない・・と言う風になっているんだけど・・

この中性線、電圧に注目して喋ると中点などとも言う。
まぁ身も蓋もない言い方だ・・

さて、ここまでは電源ケーブル周りの話。

電子回路(電気回路でも)が成立するためには、行った来たで電源のループが通っていれば後は信号線の話なので、整流後に5Vを直流電源として使う・・と言う目的ならコモンを10000V、電源(V+)を10005Vとしてもその差が5Vなので問題なく使える(ことになっている)。

けれど、普通はここでコモンを0Vとして、それを確実にするために接地されることも多い。
でも、もしかして地球って帯電してる可能性が高いのよね・・
それでも0と見なす。

ここで使ったコモン
回路図を書くときは接地マークを使ってあっさり書かれることが多い。
つまり、回路を構成させるときの共通電位基準ですよ・・この共通という部分でコモンという言葉が使われる。
だから(V+)側をコモンにしてしまって、普通アースにしてしまう回路を(V-)としてしまう回路技法もある。
車なんかでも普通はマイナスアース車なんだけど、プラスアースという車もあったよね・・電気をもらうときは気をつけよう・・大ショートを起すぞ!

まぁこのコモン接地するとコモンアース・・
また、アースは共通だよ・・と言う意味でも使ったりする。

でも、本当に大地がゼロかなんてのは誰も分からないよね・・
雷は地球が相対的に電位差を持っているからこそ落ちてくるし、
まして都市部で電車ががんがん地面に電気を流している・・と言う問題もある。
アールが汚れているとノイズ対策も難しくなるよね・・

まぁ、現場的にはアースがどうであろうと感電しなくてノイズのないシステムが組めればいい話なんだけど・・
雑談 / 2006/12/12 11:02
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前回、「中性線に対して高圧側が反転するコンセント同士の組み合わせで機材を使うという事態が想定される」と、書いたあたりで気力切れだった・・
まぁ、長すぎると見づらいしね・・なんて言い訳・・

さて、現場では電ドラで足りない電源を補ったりで、元々の電源素性の分からないコンセントを使わざるを得ないことが多い。
もちろん、アース側の確認などはするんだけど・・

っとここで、具体的な確認法を・・これはちゃんとした技術者への話ね。自己責任で安全を確保・担保できる人への確認を含めた記述です。テスターの使い方自体の分からない人は手を出さないでください。筆者はそこまでのチャレンジをお勧めしませんし、責任を担保できません。

で、ここから測定手順

まっとうなテスターを用意します。家庭用の電圧だけ確認できます・・なんてのじゃなくね・・これだと測れないことがままある。

で、交流電圧の100Vが測れる状態にして、まずコンセントの各々の穴にテスターの先をつっこんでみる。(くれぐれも金属部分に触らないこと。テスタープルーブケーブルの金属同士を接触させないこと)
これで、100Vが来ていることを確認。これ自体は電源事情の不安な現場ではしょっちゅう行っていると想う。

次に、コンセントのどちらか片方だけ(まずは太くて短い方)にテスタープルーブを差し込んで、残り片方をコンセントプレートのネジに当ててみる。
古い建物だと金属のコンセントケースなので、配管と導通していてこれで100Vが来て入れば、その配線は正しい。当然細くて長い側はゼロとなる。これで、グランド側が確認できる。
最近の建物ではコンセントボックスがプラスチック製なので、これでは測れないことも・・そう言うときは、次に床(手近に地面に行ってそうな金属があれば直良い:ガス管・燃料管は絶対駄目)との間で測ってみる。これは数十V位を計測できることが多い。これでも出なかったとき、裏技でテスタープルーブの端子を手で持ってみる。
怖いけどね・・原理的には電圧計測は電流を流さないで行うように設計されているので、100Vくらいでは全く感電はしないはず。
ただし、テスターコンディション、取り扱いのミス等で危険性がないわけではないので、お勧めはしない。
これでも、電源の極性は調べられるよ・・と言う話だ。

生電源測定終わり。

これでグランド側が明示的になったコンセントからドラム等を使用する場合は、電源ドラムのコンセント側は正しく細い太いがあるはず。3極電源ドラムならなおさら。
が、問題はプラグ側で、よく分からないのよ・・アース端子が付いていれば幸い。アース線が出ている側がグランド側。これはちゃんと合わせよう。通常豚鼻と呼ばれる3極と2極の変換を使った場合もグランドを合わせて差し込むのが正解。グランド端子を下にして差し込もうとしたときの左側がグランド端子のはず。

問題はそう言う気の利いてない奴。
一応規則では電気用品安全法だかのマークが付いている方とか、いろいろ言われているのだけど、古くなって削れていたりとかで全然当てにならない。まぁプロなら確認のとれているものを自分で準備しろ!というのもあり・・何だが、世の中いろんな事情はある。
で、ドラムを引き延ばす前に、元々のコンセント部分でグランド側にテスタープルーブを差し込んで、結線した電源ドラムのコンセントとの間で測って、正しい向きにプラグが挿さるようにきちんと調整してしまう。
さぁこれで地ならし終了。

次に任意の機材を機材間結線をしないうちに一度結線して電源を入れてみる。
3極電ドラで、輸入機材の3極プラグを使えればその機材は問題はない。(そのコンセントまでの確認がとれていれば・・の話ね。くどいけど・・

2極のプラグを持つ機材の場合が問題になる。(国産メーカー品はほとんどだね)

で、電源が入った状態で、余ったコンセントのグランド側にテスターのプローブ棒を差し込む。あらためてグランドの確認をするとなお良い。
次に機材の金属部分(アース端子があればベスト、なければフレームに通じているネジがいいか)との間で電圧を測る。
これで、電源コンセントの向きを変えながら電圧が少ない方をチョイスする。当然しているとは思うけど、入出力レベルは絞りきっておいてね・・
普通、アナログ電源回路を持っている機材の場合、数十ボルトと数ボルトと違いが出ると思う。このときは迷わず数ボルトの方を選ぶ。

難儀なのがデジタル系の電源を持っている機材。(スイッチング電源)
これはどちらに挿しても20ボルト程度測定されてしまうことがある。この機材は最終的にはノイズ源にもなるのだけれど、メーカーがこれでいいというのだからまぁしょうがない。悩むだけ無駄なので現場では取り敢えず無視。

で、すべての機材を測定し、正しい電源グランドを確保した上で結線を始める。
このとき、最初の機材にコネクトし、次の機材に繋ぐ前に、信号ケーブルのシールド端子と、機材のシールド極とで測定する。

このとき数ボルト程度以下であることを確認。
デジタル電源の問題のあったものはしょうがないが、単独で測ったときより増えていないかを確認。倍にもなったら迷わずそのデジタル機器のコンセントを反転。
こうしてミキサーからアンプまですべての機材が正しく結線されて初めてまっとうな状態で機材が稼働する・・と言うことなのだ。

グランド(シールド間でと言ってもいい)間で電位差があると言うことは、無駄な信号エネルギーを消耗しているので、ノイズにならないまでもパワー抜けの原因となったりする。混変調歪みも増加、いわゆるすっきりしない音の一大原因なのよね。

さて、これで繋いでも、まだすっきりしない・・もっとノイズ対策をしなくては・・と言うときには、デジタル機材など、問題のありそうなところにアイソレーショントランス(絶縁トランス)と呼ばれる器具を挿入する。
NHKさんあたりと仕事をすると放送系との信号の受け渡しには必ずこれを入れされられるほど。
これは600:600などのトランスを介在して電気的に直結させないことで、グランドループを切ってしまうと言うやり方。
トランス特有の問題が気にならなければ電気的にはもっとも安全。

さて、トランスの問題を回避しつつとなると、ファンタムの介在するマイク回線ではまずいが、ライン回線では入力端子のところでグランドをリフトする・・つまりグランド端子をシールドから切り離してしまう・・と言うやり方がある。
これは信号線の正反のみを繋ぎ、シールドは出力端だけを繋ぐことでグランドループを切ってしまおう・・と言うやり方。
ダイレクトボックスなどにグランドリフトスイッチが付いているのはこのため。
また、昔のYAMAHAのアンプなどにはそのためのグランドリフトスイッチが付いていたものだ・・
まぁリフトした方がいいのか、しない方がいいのかは現場の状況にも依っていて、必ずしも必ず切れ!とは言いがたいのだけれど・・

さて、それでもノイズをもっと取りたい・・となると、そもそもの電源から着手しなくてはいけない。

各電源の相を合わせるべく、巨大な複巻きの電源トランスを持ち込んで、もともとの電源の相を一旦切り離し、新たなグランドとすべて同一の相の電源ですべての機材に電源供給する・・と言うやり方もある・・とんでもなく金はかかるけどね・・

さてさて、現場の責任者としては自分のところの機材の電源を合わせたからと安心してはいけない。
まず最初にするべきことは出演者の持ち込んだアンプや楽器など・・

ギターの弾き語りでマイクに唇が触れた途端感電したと言う事例は数知れず。
PA系と、楽器系のグランドは音響が責任を持って行おう。
そもそも楽器とマイクの間で電位差があること自体大問題。演奏者は簡単に電源極性を変えたりする(アンプの裏の電源スイッチで簡単にできる)のでよくコミュニケーションを取っておきましょう。

また、大規模イベントになると録音チーム、録画チーム、放送チームが入り込んでくる。
各々の間の信号の受け渡しでまた電源の問題が絡む。特に電源車を持ち込まれるとどうやって整合を取るか、トラブルを回避するかに頭を悩ませることになるね。こういうときにトランスは重宝するね。どっからも文句の出なさそうな評判の良いトランスを数セット持っているといいかも。

まぁ、最新のノイズ対策理論から言うと今述べたグランドループの問題は低周波領域の話・・と言うことになる。
この問題の真の解決のためには機材側では電源グランド、電子回路のコモン、ケースシールドと各々を別に取り扱え、かつ、結合できる機構が必要。アメックのプリアンプなどはそれに近い設計になっている。
また、電源のグランドの独立のためには最終的に複巻トランスが必要。
さて、高周波領域のノイズ対策はまた別の機会に・・
インバータノイズはまた別の問題だし・・

うわぁ・・長かった・・もしまっとうに読んでくれたのならお疲れ様。耳からスモーク出てません?^^;;
セッティング / 2006/12/10 10:04
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さて、前回グランドの極性によって感電するぞ・・と言う話をした。
さて、グランドとはなんぞや?

およそすべてのものは相対的な関係にある・・という前提を一つ置いておこう。
で有れば基準・・て何?ゼロって何?みたいな疑問が吹き出てくるのだが、とりあえず、電気的には地面(地球)はたぶんゼロだろう・・と言う風に決めたところからスタートする。

で、このアース論を始めるときりがないので、まず普段使っている電源を考えるところからスタート。

発電所のことまで面倒を見ていられないから、とりあえず雀のとまっている電線から・・

通常電信柱の上の電線は3本。
これは各々の相間電圧(各線同士のこと)6.6KVの配線です。
で、おそらく地面との電圧差も6.6KVほど・・(これはちょっと微妙に断言しづらい・・)
これが家庭に引き込まれるときは通常、柱上変圧器(トランス:電信柱の上のでかい箱・・重い)を介して200Vにダウンさせる。
そして3本の電線で入ってくるのだが、この真ん中のが中点と呼ばれ、通常地面にアースされている。
トランスの前では明示的な基準を持っていなかったのに、トランスを介して初めて明示的にきっちりと地面がゼロ!
そしてその中性線を挟んで両側の線・・これは中性線に対して100V。ただし、お互いに逆相なので片方を100Vとして考えるともう一方は中性線に対し-100Vとなる。

もっとも交流回路なので、通常は100Vとして使って問題はないわけだ・・

で、両端の線同士をはかると当然200Vになる。
だって・・100Vと-100Vなんだから・・大丈夫だよね?ここまで・・
この3本の線で真ん中が中点。両端をはかると200V。中点と両端との間は100Vという配線方式を単相3線式といって極めてありふれた配線方法なのよ。

でだ・・この中性線(中点とも)と両端の線のどちらかの組み合わせで家庭内(だけじゃねぁなぁ・・会社などでも)のコンセントに電力を100Vですよ~!と配線されているのだ・・

で・・問題・・
地面はきっちりゼロだ・・と言った舌の根も乾かないうちからなんだけど・・ゼロ~?
これは高圧側つまり両端の線から見たときは、単純に100Vに見えるのよ・・地面が・・
この点はきっちり覚えておいて欲しい・・いや・・お願い・・覚えておいて・・

さて、今時のほとんどプラスチックで覆われた家電品を単独で使っているならなんの問題も生じない・・掃除機だとか・・

でも、金属部分がむき出しの機材の場合で、かつ回路的にアースを落として成立する機材(アンプなどを内包する機材)の場合、整流回路を通してもアースとして基準にした側が電源のアース側と同期している必要が本当はある。
まぁ、見方を変えると地面も100Vで揺れている。これにケースのアースが同期しているからこそ電位差が生じない。よって感電しない・・と言う理屈なのだけど、これが電源コンセントでひっくり返ったらどうなるか・・

この場合、回路が基準としているアースは地面に対して100Vの電位差を常に持つ側・・になるのさ・・
これが電源グランドがフロートした状態・・と呼ぶ。

これ自体、まれに感電事故を生じさせるも、単独機材の場合なら比較的笑ってすませられる。
皆さんも家庭のラジオだのテレビでこんなに悩まないで使えていますよね?それはほとんど単独機材として使うから。また同一コンセント回路から取った機材同士で間に合っているから・・と言うことなんです。まぁグランドループによるノイズの増加、ループ電流でのエネルギー損失でパワーが無くなったり・・と言うことも起こるんですがね・・

ところが、ちょっと大きい建物になると最初に述べたトランスの後ろの3本線の中性線に対して高圧側が反転するコンセント同士の組み合わせで機材を使うという自体が想定される。
まぁミキサー席のコンセントとアンプのコンセント(たぶんホールのあっちとこっち・・)が逆だったとか・・
こういう機材同士がケーブルで繋がったときに問題は極めてやっかいになる。

ふぅ・・後は続く・・だな・・
セッティング / 2006/12/08 20:22
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年に数回、カセットテープにアナウンスなどをエンドレスで録音してくれと言うニーズがある。
まぁ・・選挙の時の投票広報とか、まぁパチンコ屋の開店セールの宣伝などもそうだよね・・車で「ガー!」つって・・

さて、この用途にエンドレステープのカセットを持ってくるクライアントがいる。
が、高い上にバックにグラファイト系の潤滑剤が塗られているのでピンチローラやキャプスタンに良くないことこの上ない。
おまけに回転精度も悪くなるし大体がうまく切れが良く録音など出来るのもではない。
で、10分テープなどを用意してもらうことになる。
これを実際に録音する機材で回して、実録音可能時間を計る。前後のリーダー部分の長さも計算に入れてね・・

BGMありかどうかも含め、アナウンス1クールを録音する。

仮に実録音時間が片面5分25秒とする。
1クールの録音が55秒だった。
5分25秒÷55秒=5.909090.....

う~ん・・6回は録音したいな・・と思うよね?ね?

でだ・・5秒の余裕を持って5分20秒で6回と計算。
320秒を6回で割ると53.33秒・・まぁ割り切って53秒だね。

55秒を53秒にDAWのタイムストレッチ(あ~コンプレスか・・)機能を使って合わせ込む。

で、片面分320秒に55×6=330秒で合わせても良いんだけれど・・

いずれここでDAWで片面分を時間を合わせて作り込んでしまうと、あとはカセットの両面に録音するだけ・・
倍速録音のカセット持っているなら、一気に倍にしておくと言う手もあるけれど・・

これで複数の宣伝テープをリバースしたときに間抜けにならない綺麗な録音が可能になる。

まぁ・・あまりやりたい仕事というわけではないけれど・・浮き世の義理もあらぁな・・
未分類 / 2006/12/07 16:53
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閑話休題

師走でもあることだし・・てわけでもないが、突如思い立って部屋を片付け、配置変更したらアナログプレーヤーが使いやすくなった。
で、アナログレコードのコレクションも整理してたら、出ること出ること懐かしい奴が・・
んで、変態性癖がよく分かるというかCDでの再販されそうもないのが多かったりして・・^^;;

で、まぁ昔買ったホルストの惑星があったので、掛けてみたのね・・

お~・・アナログだ~などと言いながら聞いていたんだけど・・
妙に音程が落ち着かない・・
ときどき明示的に音程が下がるのだ・・
そうでなくてもワウっぽい感じが・・

おかしいなぁ・・天下のDENONのダイレクトドライブのACプレーヤー・・こんな位でワウなんか聞こえるはずがない・・と思ってネオン管でのシンクロリング(正式にはなんて言ったっけか?)を見てみたら・・時々明示的に遅れているのが分かる・・

ありゃ~あまりに使わない期間が長くなってモーターがへたったかな?
磁力も使わないでいると落ちてくるし・・

で、あえなくNGが判明。

大きい音のところではカートリッジに負荷トルクが大きく掛かるので回転が落ちる可能性は当時からあって、それでもDENONのは比較的評価が高かったのよね・・なんせ放送局で高針圧で使用することを前提に作られていたからね。

で、今でこそ一世を風靡しているテクニクスのターンテーブルはDCモータなので、コッキングと呼ばれるトルク変動を伴うからSN上不利と言われていたのだ。

で、そのDCモーターの欠点を巨大な慣性質量で消してしまい、かつ大振幅時のトルク変動をも押し切ってしまえ!と言う発想で作られたのがマイクロの砲金ターンテーブルシリーズね。特に糸ドライブの奴は今でも結構なお値段でオークションされているらしい。

でだ・・アナログレコードのS/N比を決定するのはターンテーブル性能。
よってトルクが大きくて変動のないもの、かつ重量を稼げているもの・・となると流通量が減ったことと相まって「かなり」お高い・・

え~ん・・金欠の間は何ともならないなぁ・・
仕方がない・・職場に置いてある友人から頂戴したダブルアームのプレーヤを持ってくるか・・でも場所とるしなぁ・・などと悩ましいことに相成ったのだ・・

まぁ職場でデジタル化してしまう・・ってのも良いんだけど、アナログ盤特有の20分程度で終わってしまう・・だから聞き逃さないようちゃんと向き合って音楽を聴く・・ってのも良いもんなんだけどね・・
どうしてもCDだとBGM化の度合いが激しい・・と思いません?
ましてやMP3系のプレーヤなんか・・

でも、今しっかりしたプレーヤを買うとすると、アームも良いのが欲しいし、カートリッジもGTとか・・って言うと高くなるし・・ターンテーブルも推して知るべし・・う~ん・・
雑談 / 2006/12/07 13:02
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その昔、小屋にろくな機材がなくて、やむなく某社の民生ミキサーを補助ミキサーとして使っていた頃・・
当時の機材の電源プラグはグランド端子のないものだった。

時間に余裕のなかったあるイベント、手っ取り早くセッティングを終えリハでオペレートしていると、時々掌にぴりぴりする感触・・
「ん?アルミの切り子でも刺さったかな?」と最初は思ったさ・・

ところが、トップパネル上はともかく、ねじ部分に触ると来るのよね・・
あれ?っと思ってテスターを持ち出して対地電位を測ったら・・ありましたねぇ・・70V強・・
あっちゃ~!・・と、リハをポーズして大至急電源の反転作業・・

ミキサー室側と客席内に接地したミキサーの電位とが反転して、しかもグランドと遠い側がシャーシーに来てしまったのだな・・

ここらへん、日本の電力政策との絡みもあるしなかなか難しいのだけれど、そもそも100Vだから電源が反転しても大したことはないだろうとシャーシーグランドを別設計でつけさせず、極性もわかりにくくした日本の電力規格が良くないんだけど・・

通称平行コンセントと言っている日本の一般的な電源コンセント。
少なくとも壁付けのものは細くて長い奴と、太くて短い奴の組み合わせだって知ってます?(プロで知らなきゃ大変!)

これの細くて長い方が接地側、太くて短い方が高圧側なのさ・・

んで、これに正しい方向でコンセントが挿せていると機材のシャーシー(ケース)にはほとんど電気が来ない。
が、逆に挿すと数十ボルトくらい来る場合がある。
これはグランドの位相と、シャーシーグランドの位相とが反転することで起こるのだけれど、これをきっちり合わせておかないと、先ほどのような感電、そうでなくてもノイズ、一見分からなくてもエネルギーを無駄に消費してパワー感が抜けたりする。

特に弾き語りの場合、ギターアンプとPA系のボーカルマイクとで相のずれによる感電事故も発生している。(ユーライア・ヒープのベーシスト、ゲイリー・セインがこれで吹っ飛んだ事件(のち死亡)は有名。

また、困ったことにコンセント自体が逆だったりすることもあるのよね・・田舎の公民館あたりのホールだと真っ先にこれのチェックを行ったりするのよね・・

まぁ・・グランドがあってないと感電しないまでも、卓が燃えた・・なんて事件もあったし、十分に注意しなければならないね・・

具体的チェック法は次回・・
セッティング / 2006/12/06 16:34
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え~・・ドラムのと言っても直接の拡声技術ではなく、ドラム自体のチューニングをちょっと脱線ながらしてみたい。

本質的にはPAは拡声技術であり、マイクで拾う前の音楽が完成していないといけない・・とは以前のちょっと書いた。
と言うことは、各楽器音に関しても楽器自体から良い音で入ってこないと話にならない・・
だから良い楽器、良い演奏がまずありき・・と基本的には思う。

で、ドラム・・なかなかにドラムというのは日常的にキットで練習できる恵まれた立場の人は少なくて・・演奏技術は上達してもチューニング技術まではなかなか・・と言う人が多い。(プロも含め・・)
そこで音響としてチューニングをしてやることがままある。

もっとも絶対にチューニングを触らせないと言うプレーヤーも多いので喧嘩してまでやれなどとは言わない。
が、プレーヤー自体が悩んでいるようなら手伝ってやることが多い。(私の場合だ・・)

時間が取れるなら表も裏も外してやり直すのが一番。
外したらフープ(リム)を平面において歪みを確認しておこう。
敷居滑り用の鑞ワックスを持っているとなおいい。
汚れやゴミをまず落とす。特にヘッドとシェルの合わせ部分はゴミも詰まりやすい。
で、シェルの縁にワックスを塗るんだよね・・

で、ヘッドを装着し、たるみが無くなる程度に張り込む。
この時点でヘッドのセンターに手のひらの付け根部分を当てて体重を利用して何度か押し込んで、ヘッドとシェルをなじませる。(表も裏もやろう!)

次に表のヘッドを望む音程(打楽器なので明示的ではないが・・)まで張っていく。
当然対角線を意識して均等にね・・
リムに歪みがある場合、高い部分から先に張るようにすると直りやすい。

で、チューニングの際は目的の面の裏側にバスタオルなどを当てて鳴らないようにしておこう。
また、小さなタオル(無ければ手のひらでも)を目的面のセンターに当てて余分な鳴きを止めてしまおう。
これによってチューニングスタッドを正確に合わせ込める・・結果均一な張りが実現できるので、暴れ感の少ない深い音色の元ができあがる。
これが合ってないと整合性のない倍音が増えて軽くてうるさい音になる。

で、表と裏の張り調整の基本。
裏を張るとバ~~ンと長い余韻のクラシカルな音になる。ジャスなどではこれが基本。
ロックポップス系ではこの余韻を嫌うのでたるみが出るぎりぎりまでゆるめる方が音が抜けやすい。

本当は腕の確かな(手数でなく、トーンコントロールのしっかりしたと言う意味)ドラマーならこれだけでミュート感のある収まりの良い音から、伸びやかな響きのある音までコントロールできるのだけれど、そんなことは言ってられないことも多い。
で、手軽には表皮にティシューペーパーとガムテープなどでミュートを施していくんだけど・・あまりミュートし過ぎるのはどうかと・・小さめのから行こうね・・

さて、スネアに関しては裏の皮を深い抜けを出すため極力ゆるめにしている。とは言っても親指の腹で押したときに重力場の絵のようにきれいにしなやかにヘッドが沈み込むのがよろしい。

で、スナッピは軽く当たるように調整。
スナッピを上げたときに各響き線がたるみが無くなる程度の張力で裏皮に当たるように。
mた、これを強くしすぎるとテンションでスナッピの真ん中が浮いてしまう。(シェルの縁で金具が持ち上げられるため・・)こうなるとスネアらしい音を出すためにかなり強く叩かないといけないし、反応の悪いドラムに感じられる。

全体のチューニング思想はいかにもスネアらしく、タムらしく、バスタムらしく、キックらしければ好みで。違和感があるのは駄目ね・・ドラマーが叩いていて迷ってしまう。

それと、タムなどを叩いたときにスネアのスナッピ鳴きが起こりにくいチューニングも大事。
他の楽器を弾いたときにスナッピ鳴きを起こさないためには、特定のキーに合わせすぎることは厳禁。
ドラムで特定のキーに合わせすぎると他の曲で落ち着かないってありゃしない・・絶妙にどの曲でも気持ちよく叩けるよう、聞こえるようにと言うのが基本。

ヘッドは親指の腹で押したときに、重力場の図のように沈まないで全体が平面で沈むようになったらしなやかさが失われた証拠。もう鳴らないヘッドなので交換。

スティックは1ライブで3セットくらいは最低用意。
数曲でシンバルの音は鈍る・・

と言うあたりをドラマーと会話しながら進めると納得してくれるね・・
もちろん好みはちゃんと聞こう。

そうそう・・その楽器の素性を知る上でも直径方向に端から端まで1㎝刻みくらいで一通り叩いてみよう。
どこらを叩くと音がいいのか、詰まるのか・・これでそのドラムの素性が分かるとマイクセッティングも自ずと分かるようになる。

もちろんドラマーの癖などもあるので自分がねらったとおりに音を出してくれるかはまた別なんだけどね・・

と言うようにしょっちゅうドラムをいじっているので、チューニングキーと、敷居滑りワックス。チューニングスタッド用のテフロングリス、防錆スプレー、手入れ用のウェスを常備・・
セッティング / 2006/12/05 20:42
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さて、前回日本語は難しい旨ちょっと書き込んだのだが、なぜ難しいのか、考えてみようかな・・
かの有名な角田忠信氏の「日本人の脳」によると、日本人の脳の使い方は非常に特殊で、楽音が右、言語が左で処理するのは共通としても、動物の鳴き声、邦楽器などがことごとく左に入ってくるという話です。
これによって右脳左脳で別途に処理されるべき邦楽器等がかなり言語脳に浸食してきて、歌や台詞の言語理解を妨げてしまうのです。
ですから、相対的に歌や台詞を大きめにしないと聞き取れない・・と言う現象が発生します。
一般に英語圏のCDに比べ、日本のCDの方が歌が大きめに録音されているのもそのためです。
また、日本語は母音全部に意味があり、かつ音素にすべて母音が含まれます。
よってこの母音成分の聞き取りが明瞭でないと日本語にならない・・と言う問題があって、これがベルカント唱法がどうしても根付かない原因です。
ベルカント唱法は母音部分を完全に楽器化することで非常に声量を稼いでいるわけですが、これは母音を壊しています。
ヨーロッパ言語は子音だけが聞き取れると言語として成立しますので、これでも十分に楽しめるのですが、日本語では大変なことになってしまうのです。

これはまた日本人がスピーカーにプラスアルファとしてツィーターを足す・・という行動の裏付けのなっているのではないでしょうか?
日本語の母音は大変に少ないのですが、それ故聞こえないと全く日本語として成立しない・・と言うことですね。
拡声の際にも十分に意識しないといけない部分です。

よって、西洋音楽に邦楽器が入ってきた場合、その会場が日本国内なのか、海外で日本語ネィティブ以外の方を相手にするのかでたぶんアプローチを変えないといけないんだと思います。

日本語の歌詞+邦楽器+日本人の聴衆=もっとも歌を上げる。
英語の歌詞+邦楽器+日本人の聴衆=これも歌を大きめ(左右の脳の問題)
日本語の歌詞+邦楽器+ヨーロッパ言語の聴衆=ちょっと歌大きめ(母音識別)
英語の歌詞+邦楽器+ヨーロッパ言語の聴衆=歌はほとんど他の楽器と同レベル

まぁあとどう具体的に対処するかは各人のセンスでどうぞ・・と言う部分なんですがね・・

あ~・・ヨーロッパ言語のと言いましたが、正確には日本語以外の言語・・とするべきだそうです。
朝鮮語、モンゴル語など、言語学的には同系統と言いますが、脳機能的には全く違うみたいですねぇ・・
音響総論 / 2006/12/05 11:02
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 さて、本日ミュージカルを鑑賞してきた。紺屋の白袴ではないけれど、イベント日は重なることが多く、なかなか他の小屋で観客となることが出来ないことが多い。

 で、今日の舞台。

 全体に帯域が中域に寄っている。
 アレンジがとぶつかる事が多い。
 3声の対旋律的に、しかも詞も違うという面白い着眼点があるにも関わらず、定位が密集している・・
 場面転換時などのリバーブの思い切りが悪い・・

 あたりが気になった。

 特にアレンジ上邦楽器が多いので、もろにとぶつかる。

 これは邦楽器と日本語の制約からどうしようもない部分であるが、だからこそバランスには細心の注意を払いたいね。

 まぁ、アレンジにまで口を出せることは少ないかも知れないので、こういうときは演奏側の中域をカットして、台詞が浮き立つようにしないと、観客は言葉を聞き取れなくなってしまう。

 ストーリー性のあるものは、特別な演出意図がない限り台詞だけはどこでも聞こえるようにしなければいけないと思うが・・

 また、うるさくなく、且つ迫力が感じられるように、帯域調整はしておきたい。
 低音域は特に注意。下手すると飛ばすしね。

 それと、3人で全く違う詞で、旋律も違い、しかし一つの曲という面白いアプローチがあった。

 男性3名なので難しいとは思うのだが、各自の声の特性からブースト帯域をちょっとずらし、かつ定位を左右振り切りとセンターとに分けると、観客が各々の台詞を楽しめる率がぐんと上がったと思う。

 われわれ舞台音響のプロとしては、オーディオ的バランスがいいとか悪いとかではなく、舞台そのものから注意がそれないようなオペレートを心がけるべきでないかな・・
 観客が音響を意識したりする・・と言うこと自体、失敗なんだよね・・

 っと、ポン出しタイミング自体はほとんど完璧と言って良かった。ここら辺は素晴らしくトレーニングされているし文句はありません。お疲れ様。^^
音響操作 / 2006/12/03 00:41
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