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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 昨日(30日)、全国一斉に舞台機構調整技能士(音響機構調整)の少なくとも学科と要素の試験が実施された。
 我が秋田県では実技も同時に行われ一日で全日程を終了したことになる。

 こちらは朝の8時半には会場入りし、能力開発協会の担当官に完全に引き渡しを行って帰路についたのが19時。

 受検者の方々をはじめ、関係各位にお疲れさまと言いたい。

 受検者の方々は自分のことで手いっぱいで、なかなか検定員や事務方のことに思いをはせることはないのだろうが、検定員も受検者に負けず劣らず緊張し、しかも長時間にわたって従事していると言う点、なかなかに大変なものだとは思っていただければ幸い。
 当方も遠方から駆けつけている分、ドッと疲れが出てしまった思い・・

 さて、例によって具体的な話ではなく、一般論としての感想。

 試験問題をもっと良く読んできましょうね・・何をしろと言っているのか、何をするなと言っているのかをきっちり理解して臨んでくれれば・・

 それと、やることはおのずと限られているはず。
 自分が前に講習会の指導をしているときには、まずランスルーの時間を所要時間からさっ引く。残った時間で当然仕込と調整をするわけだから、出音の確認、ワイヤリング、モニターの確認、最終調整と作業順を決め、各々の目標時間を受講者に決めさせていた。これをしておくことで、進行チェックが出来るし、いらないことをしないし、うまくすると余裕ができるってもんだ。

 今年、うまくいったと感じた方・・駄目かなと落ち込んでいる方・・
 沢山いらっしゃるとは思うが、次回挑戦するなら、前のスレッドでも書いたメンタルのトレーニングと計画の具体化・作業プラン化を是非とも取り組んで見ていただきたい。きっと現場の仕事にも役立つはず。
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雑談 / 2008/01/31 10:08
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 少なくとも全国一斉に学科試験と要素試験は実施されます。
 実技は各実施県によってまちまちですが・・

 立場上、具体的に踏み込んだアドバイスは出来かねますが、以前書き込んだことを踏まえ実技におけるメンタル部分でのアドバイス。

 1級で使用するマイクは経ったの4本。受検者の皆さんが普段行っている現場からするとすごく少ないと思いませんか?
 2級に至ってはたっとの2本ですよ・・マイク・・

 各県によって使用するミキサーは確かに違います。でもアウト系は既に結線もされていて、しかもある程度以上のチューニングも済んでいる。

 だから、殆どインプット系に注力すれば良いわけ・・

 と言う前提をまずしっかり試験問題のなかから読み取っておきましょう。

 試験問題と書いては有るが、これは実際の現場ならクライアントからの仕様書なんです。

 やれと言われたことをやらないと損害賠償などのペナルティになるよ・・と言う現場と一緒。いらないことをしても同様・・局さんなんかと一緒にやる現場はそういうものが多いよね・・外タレも厳しい。同じだよね?

 で、現地さんがアウト系もミキサーもアウトボードも準備済み。
 そこへ開場時間の1級なら30分、2級なら18分まえに自分もマイクと一緒についた・・と言う状況を自分で設定するのだ・・メンタルで・・これは受験前に映画館で自分自身の出演の映画を見るようにその時間でするべきことをイメージしておくことをお勧め。
 一度でもイメージしておくとそれが経験値になって実際の試験作業をスムーズにおこなえる率が高くなる。
 脳はバーチャルな体験と実際の体験を区別するのが苦手だ・・と言う作用を利用しよう。

 それと、パニックになっても結線してないモジュールのチェックなどをしない!と決めておこうね・・

 要素試験は私も苦手だ・・今でも・・記憶力がないから時間差で聞いてものの比較は厳しい・・
 が、先輩から聞いた面白い方法。

 基準音、試験音、どちらにしても自分ならこうする!と言うのをチェックする。つまり違和感とかバランスが違うとか・・
その違いの度合いが基準音、試験音とも違うはず。それに気が付いてしまえば結構行けると思う。

 まぁ、具体的にどういう音が使われるかは皆目見当がつかないんだけど、メンタル面でそういう心構えを持っているだけで、実力を発揮できると思う。

 こういう試験で一番問題になるのは普段の実力を出せないまま終わってしまうことだと思う。それはきわめてメンタルな部分であって、そこらに対して幾ばくかなりとも参考になれば幸い。

 健闘を祈ります。
雑談 / 2008/01/29 10:34
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 さて、舞台の仕事は協業・・
 だから時には意見がぶつかり合うときがある。

 自分が絡んでいる場合はまぁ自分が謝ればいい話・・相手が気持ちよく協力してくれる体制さえ出来てしまえば、あとは誘導の仕方はいくつでもある。
 問題は協業に当たって欠かせない人たちの間でコンフリクトが起こった場合・・

 これは非常に細心の注意を要する。

 まず、誰であれ、メンツをつぶされるとへそを曲げる!と言うことだな・・

 いや~○○さん・・あれを言っちゃあまずいんでないの?と言うようなことを誰かが言ったにしてもそれをその場で指摘してはいけない。
 メンツをつぶされると人は皆恨みが残るのよ・・
 だからその恨みが後で効いてくるのよね・・

 そこで三方良しの戦略をお進めする・・誰かの利点が仮にあったとする・・が、当然欠点もある。この点が誰か別の人の利点と相殺できる関係がある時に、それをリンクして循環させると、みんながちょっとずつメリットを享受できる関係が作れる。
 確かに誰かが大もうけも出来ない代わり、誰かが大泣きもしなくて済む。こういう関係を目指したときにそのコミューンは大きく発展できるのよね・・

 大もうけをねらうのは邪・・でも、みんな難儀したんだから、ちょっとずつはいい思いをしようよ・・これは健全。

 大人の関係はこうありたいモンだよね・・お前出来ているか?って言われると忸怩たるものがあるんだけど・・^^;;

 とまれ、犯人捜しは止めましょう・・犯人が分かってもイベントは成功しない!
雑談 / 2008/01/23 22:00
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 田舎に戻って驚いたことの一つに、田舎の人は自分で調べることなくすぐに人に聞く・・という所だった・・もちろん全員がそうだ、などと言うステロタイプなことは言う気はないんだけど・・
 目の前に住民係という大きな看板が出ていても、真っ先にそこにいる人に聞く・・とか、枚挙に暇がない・・

 地域住民の参加型のチャリティイベントのようなもので、妙齢の女性陣の新舞踊やら手踊りの類での音源となるテープ・・
 とにかく打ち合わせの時には、一本のテープに一曲だけ、頭が出た状態で、レコードやCDが有るなら出来るだけそちらを・・提出は遅くとも一週間前に!などとお願いはするのだが、まず揃った試しはない・・
 おまけに、あろうことか本番が始まってもまだテープが来ないなんて事はザラであった・・

 板付きの意味もよく分かってくれないし、当然、音が出てから登場するのか、板付きするのかの連絡も来ずじまい、なんてのも毎回のこと。

 生伴奏も誰がどの楽器で、どこにどんな風に並ぶのかもとうとう連絡が来ないまま本番なんて事も未だにある・・やってる本人が大体当日集まってみないとどうなるか分からない・・とか仰るしねぇ・・^^;;

 摺金だと聞いてたら突然歌い出したりとかもしょっちゅう・・こりゃレベルが違いすぎてつらいことこの上ない・・

 若い頃はいちいちにぶーたれたものだけれど、ここ数年は「自分以外の人を変えることは不可能!」と言う境地に達した・・

 そこ打ち合わせと違う!なんてことをお年寄りにいくらいっても、もう記憶自体がすり替わっていることもあるので、言うだけこちらが悪者になり、かつ、現場の雰囲気も悪くなってしまう・・

 で、結局はとにかく相手の言うことと一度は認め、そこからこうしてくれるとうれしい・・みたいな言い方に注意するようになった・・

 大体、ひとって自分の悪いところを指摘されると、腹が立つのよね・・それがあっていればいるほど・・

 舞台は人で作るもの・・プロならこうだなどと素人にいくらいっても相手は利害関係では動いてないので絶対に聞いてはくれない・・ならこちらも宇宙のように広い寛容の精神で臨むのが自分にとっても相手にとっても良いと思う。

 音響が・・とか舞台が・・とか正論を言い出すのではなく、相手がいつの間にかこちらの要望通りに動くように落とし穴を仕掛けておいた方がはるかに安全。

 とにかく、何でもあり得る・・という心構えで仕事に臨むのが大事だねぇ・・

 もちろん、ありとあらゆる可能性を検討することも大事だし、マージンを取っておくのも大事・・

 でも、物事を決めつけすぎない・・ってことがもっと大事かな?決めつけるのは大概自分自身だから・・
雑談 / 2008/01/23 19:48
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 さて、一次反射の影響で音が変る話・・そしてそれゆえシステムチューニングが必要になる話をしたんだけれど、そもそも拡声に影響のある要件ってどういうものがあるか、整理がてら再考しておこうかな。

 まず、現代PAで一般的なスピーカーは定指向性タイプかラインアレイになる。

 どちらにしても放射特性がはっきりしているのでそのスピーカーをおいたときに直接音がどこからどこまであたるかをしっかり確認しておくことが肝要。
 そのエリア内に反射乃至は共鳴を起こす要素があるかどうかとあらかじめ検討する必要がある。(実地でもそうなんだけど)

 で、設置される。

 この段階でスピーカーから回り込む・・乃至は会場自体の回り込み・・でステージ内に特徴的にエネルギー値の高い帯域が出来る。
 これが演奏のモニタリングを阻害し、ハウリングの原因なども作る要素。

 現在の良くできたスピーカーは存外ハウス側でのチューニングはそれほど神経質にならなくとも結構まともな音になることが多い。
 ところが、モニター側への回り込みは結構厄介。モニターエンジニアがいるなら真っ先にハウスに対して注文の来る所がこの回り込みの影響。場合によってはハウらなくてもハウスの音量を下げてやる必要も出てくる。

 このスピーカーの回り込みはスピーカーの設計とアレイングしたときの特性、そして設置状況によって決まる。

 会場からの回り込みは正面放射特性と形状の形状・音響特性によってきまる。よって客の入り具合でも違ってくる・・まぁ当然だな・・
 また、客入りによって会場内の温度も変化するので、形状・音響特性による影響も当然変化してしまう。このことによる変更をあらかじめ予測してチューニングし、またリハーサルしなければいけない・・Simシステムなどではここら辺もあらかじめインプットできた気がしたなぁ・・

 さて、設置されるとスピーカー間距離なども決定する。これとマイクの距離でフィードバック関数が決定するのでこれもチューニングに影響を与える。
 まぁ音源とスピーカーからの音とが正相で入る周波数がもっともハウリ易いのは当然分かるよね?昔はこれを利用してギターのフィードバック奏法を行ったものだ・・たまにハウスのスピーカーを使ってこれをするプレーヤーがいて参っちゃった記憶も・・

 会場の音響特性はスピーカーの設置と密接に関係するが、スピーカーと大臣柱との距離など第一には一次反射の問題。これは複数の一次反射があるとそれだけで沢山のコームフィルターの要素が出てくる・・時間差があるからなぁ・・
 そしてその距離によって出来る共鳴・共振の問題。
 音の放射方向にあるキャビティによる共鳴の問題(ホルムヘルツの共鳴箱みたいな話ね)

 また、アレイング設計がかなり良くできているにしても、ツイーターレベルではカップリングしきれず(カップリングしていると称するメーカーは多いが)複数音源が出来てしまうのでそのフィルター効果なども影響する。

 っと、こうやってみると自然な音に聞こえる再生って奇跡的なほど難しいのでは?っとビビるほどだよね・・くわばらくわばら・・
雑談 / 2008/01/16 11:39
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 さて、拍子木の話を書いたときに一次反射のことも書いたので勢いで・・^^;

 先に書いた拍子木を録音したら生音より一次反射の方が大きかった・・というやつ・・

 これを通常の仕事に敷延して考えるとどういうことになるだろうか・・

 まず、拍子木自体はおそらく指向性の殆どない音。

 かなりの種類の楽器も余り指向性はない・・

 よって、生楽器の音も生音より一次反射の音が強く聞こえていると思われる。ただ、立ち上がりがゆっくりだと測定が難しいのだけれど・・

 さて、ということは、楽器の音以上にホールの音を聞いていることになる・・

 これが何を意味するか・・

 通常、スピーカーからでる音はそれなりにバランスが取れているはず・・
 良いリスニングルームなら市販されているスピーカーはそれなりにチューニングなしでも使える音であるということは、スタジオなどでは顕著に分かる・・
 なのになぜホールなどではチューニングしないと殆ど使い物にならないか・・

 つまり、ここでもスピーカーからでる生音???ではなく、一次反射も含んだ、いや、一次反射の音をこそ聞く・・みたいな状況になりがちだから・・と言えないか?
 これがスタジオモニターをホールに持ち込んでも殆ど使い物にならない理由だ。

 そこで、現在のPA用のスピーカーはこの一次反射を嫌っていらぬ方向に音を極力出さないように設計されている。

 スタジオモニターではまだまだ現役のラジアルホーンやエキスポネンシャルホーンなどの定指向性以外のホーンが、PA現場から消え去ったのはまさにこの理由。ハイエンドオーディオの世界で如何に評判をとろうと、現場で使い物にならない大きな理由の一つでもあるね・・

 また、一次反射の方が大きい・・となりがちなほどなので、ホール(その場の音環境)の癖が必ず出る・・よって必ずチューニングが必要となる・・と言うことなんだな・・

 スピーカーのもともとの素性が良くて、会場の素性が良くて、適切なスピーカー配置と、マイク配置があって初めてノンチューニングのPAが成立する。(たまにあるねぇ)

 と言うことは、かなり素性の良いリスニングルームを持ったオーディオ再生でもある程度のチューニングは必要と言うことだな・・

 今年のFBSR会。
 デジタル時代の今だからあえてヴォイス=チューニングを取り上げる。
 拡声の歴史とともにあるこのチューニング法、FFT計測などもある中、なぜいまだに使われるのか・・そのスキルは現場の技術者にとっては必須。

 今回の期日は2月13-14日、喜多方プラザ文化センターで。詳しくは喜多方プラザの公式サイトからFBSR会のページへ・・参加申請書もダウンロードできます。
雑談 / 2008/01/13 11:10
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 さて、FFTソフトなどが普及して、ディレイ合わせは以前より簡便にはなったが、本質的にドライソースを元に計測すると言う性質上、アコースティック楽器の録音などでは使い難い。
 勢い、録音してから合わせる(マルチ録りの場合)事が多い。

 が、打楽器系が最初に入っていると楽なのだが、それとて単一の演奏でないと合わせ難い。
 そして、通常如何に打楽器と言えど、共鳴部分などを持っているので複雑な波形になるのよね・・

 ミュージシャンのいる現場でパルス系の音も出したくないしチョット気分がめげる音・・

 で、拍子木を自作した・・(といっても近所の木工所に作ってもらったんだけど・・)

 桜材で片面をフラットに、もう片面をRをもたせてもらったのだ。長径方向にも幅方向にも・・

 通常の拍子木は角材状に加工されているのでよほど上手に叩かないと複数の音を出してしまう。
 が、丸く加工してあると交差するようにして叩くことで単一の音を出しやすい。

 これでディレイ基準の音を最初に録音してしまう。

 桜材なので気持ち良い音がするし、以下にも仕事始めって感じで存外評判も良い。

 さて、こいつを使って一番最初に使ったのが、吹奏楽の録音。

 木管系にタッチマイクをペアで用い、三点吊りと客席内のノイズマイク・・というよくあるセッティングなのだが、客席内のマイクからの録音の波形を見ていて驚いた!

 メインの大きな波の前に小さな波が来ている・・

 最初は「?」っと、悩んだね・・
 生音より早く届くはずは・・
 まぁその後の大きな波が生音だと最初思っていたのよね・・

 で、はたと気が付いた・・要はこの小さな最初の波が生音なんだ!!・・
 と言うことは大きな波は一次反射か!・・
 と言うことは普段我々が生音だと思って聞いていた音は殆ど一次反射だったと言うことか?

 これがいわゆるホールの音と言うことで、実は生音ではなく一次反射の音を聞いていたと言うことなんだな・・

 と、拍子木の自作で気が付いたのさ・・

 まぁ拍子木、一つくらい持っていると何かと重宝するので皆さんも如何ですか?
未分類 / 2008/01/13 10:01
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 さて、アコースティック楽器特にクラシック系のものを録音する機会は、ホール系の仕事をしていると結構ある。

 そうは言っても商品レベルのものとなるとそうそうざらに機会が転がっているわけではない・・

 で、あるときFlute Duoのレコーディング話が転がってきた。

 う~ん・・Duoっすか・・

 自慢じゃないがうちの小屋はSNが良くない・・なんせ空調が動いているとNC値で50にも迫ろうかと言うほどだ・・

 時期は真夏・・

 まぁ、レコーディングの間は空調を止めましょうと言うことで、引き受けることに・・

 以前のレコーディングの時の話を聞いてみたらA-Bワンポイントが多いみたいで、さてどうやろうか・・

 定位感と臨場感を併せ持った録音となるとMSとA-Bを併せて使うのがよくある手法。
 折角ホールを使うので一番の基準を客席側に設置したワンポイントにしようと言うことでNT2ペアを客席内に。

 UM92Sをヘッド突き合わせにし、一本を双指向にして2分岐し、一本を単一指向にすることで、ミキサー上でMSマイク構成にした。これは演奏者から2m弱くらい・・

 さて、そのMSをはさみ、1.5m位の間隔でTC-30KをA-Bペアにして設置。
 さらに3m位演奏者から離れてPCC-160を設置。

 これらすべてのマイクをノイズマイク基準でディレイ処理する計画。
 DA-88が2台あったのでこれを同期運転して16chとし、今までの8本のマイクすべてをいれ、さらには逆サラウンドとでも言うべき方法でサラウンド収録も行った。

 これは5.1の5のスピーカー位置にマイクを立ててみようと言うやり方・・

 これで13chのソース。

 ディレイ処理はDA-88のディレイ機能を使いミックスダウンはあくまでミキサー上で。
 その2chマスターをProToolsII(ふ・・古い!)へ送り、ノイズ処理とノーマライズを施して仕上げようと言うもの。

 概ね順調に録音は進んだ・・

 が、あとから青くなったのが、雷によるスパイク状のノイズ。
 夕立があったので雷が鳴ったらしい・・
 おまけにその夕立の音も結構ホールに・・

 あと、ご当地名物の風の音にも悩まされた・・

 デノイズソフトの類い・・確かにある程度ノイズは落せるが、音が変ってしまうのよね・・ましてProToolsIIの時代のデノイズソフトは結構顕著にでる。

 折角の生フルート・・あまりいじりたくは無いよなぁと・・気を使ったのだ・・

 今ならTracktionを使うし、PowerCoreのデノイズを使えるのだけれど・・当時はなかった・・

 さて、録音系としては確かにこれで出来た・・

 が、どうも生音の響きがスムーズでない・・
 これがうちの小屋の欠点ね・・舞台上の音とホールの音がシームレスとは行かないのよ・・その境目はMSとA-Bを設置したあたりなので特に良く聞こえる。

 そこで仮想反射板システムのお出まし。

 これによって演奏者への一次反射とホールと舞台との響きの結合を行ったら、良い感じに仕上がってきた。

 そう、仮装反射板システムはこういうニーズでも使えるのだな・・

 どんなに優れたリバーブマシンがあろうと、やはり生の音自体が気持ち良くつながらないと集音した音にも影響が出る。
 ここで、建築音響の限界を若干なりとも突破できると楽になるのよね・・

 気力があるときにこのシステムの続きを書くので、使えるようならご参考まで・・
未分類 / 2008/01/10 19:57
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 さて、新しい年も始まり、正月休みででのんびり出来る人、正月だから忙しい人と極端なようです。
 スマーラサーラという小乗仏教の大家がおられます。
 言っちゃあ悪いがお口の悪い方で、本当に本とのことしか言わない・・^^;;

 その方も仰っておられましたが、すべての生物がもっともおそれることは何か・・

 じつは変化しないことなんだそうです・・

 変化しない・・イコール「死」とも言えるわけで・・

 この意味を我々音響家も突き詰めて考えないといけませんね・・

 一期一会と言う言葉はなぜ出来たのか・・とか・・

 今のあなたとさっきのあなたはもう違います・・

 今のあなたと少し先のあなたもたぶん違うでしょう・・

 それはリスナーも演奏者も・・関わるすべての人も・・

 もちろんこの私も・・

 だからメモリーして再現して・・では解決は何もしませんよ・・
 今この瞬間だけが生きていることで、音楽です。

 この意味を・・地球温暖化などと騒いでいる今だから考えてみたいものです・・

 などと言うことを年初のおめでたいときに考えてしまいました。

 あなたの愛する人も、今この瞬間にも変化しつつある・・このことを真に大事にしたときに、音響と限らずすべての人間行動、社会行動に答えの一助があるのではないかと考える年頭でございます。
雑談 / 2008/01/01 23:36
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 とりとめもない雑文にお付き合いいただいた、多いのか少ないのか分からないすべての読者様に感謝いたします。
 Googleのページランクが真っ白でないあたり、少なからぬ方がお読みいただいているのかなと恐縮しつつ、いささかなりともお役に立てる事がお話しできればと考える昨今です。

 本年はアメリカの大統領選挙もあり、株、為替など大変動の年になりそうな予感があります。

 変化があるのは世の常。
 常識に縛られることなく、日々新たに起こることにしなやかに対処できればと思うこのごろ・・

 さして広いとも思えない音響業界ですが、日本にはまだまだ眠っているマーケットがあると思い、また、日本の制度が大きく変わってくれることを願いつつ、新年のご挨拶としたいと思います。
口上 / 2008/01/01 00:15
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