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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 さて、このケーブル論は鬼門だ・・というのを承知の上ちょっと知っていてほしいと思ったこといくつか・・

 巷間、どのケーブルの音質が言いのどうのと、某ネット上の場所ではかまびすしいことこの上ない。

 もちろん、れっきとした業界紙でもしばしば取り上げられることが多いので、一概に否定はしないが、皆さん度忘れしていることがないか?

 そもそも、ケーブルはあるエネルギーの発信者と受信者を結ぶためのツール。

 ならばだ・・その受信者と発信者を度外視して途中メディアであるケーブルのみを議論するのはいかがなものか・・

 いや、ある機材と機材を結ぶメディアとしてのケーブルを、その両端の問題を度外視して語っても、それって何の意味があるの?・・って思うんだが・・

 およそ問題はエネルギー伝達系の話である。

 それはエネルギーの出所の問題と、受けての問題に集約される話で、そこにインピーダンスマッチングの話が必ず付きまとう。

 なのに、そのインピーダンスマッチングの話は出てこなくて、音質がどうの・・って・・おいおい!

 まず出してと受けての相性と、それを会わせきった後のケーブルの話でしょ・・と思うのだが・・そんな話はトンと出てこないのに音質評価ときた・・

 音質って申し訳ないが、個人的な要素か大きすぎて、自分以外の人に押し付けるのはどうかと思うのだけど・・
 大体が、オケが好きな人と、ジャズが好きな人と同じ音質を好むと思う?

 極論すると、スピーカーの奥にホールを感じたい人と、スピーカーに前にミュージシャンを立たせたい人が同じ音世界を共有できるのか?

 どちらを否定するわけではないが、そういう音楽の楽しみ方のバリエーションを無視してケーブル談義に走るのはいかがなものか?・・

 もう一度問う・・

 発音源・・伝達系・・受音系

 この系の中でのマッチングの問題・・ならば評価の手法はもっともっと違うのではないか?

 ケーブル単体では決して評価できない!というのが今のところの管理人の考え・・

 まぁ、ケーブルに気を使う以前にやることが沢山あるよ・・ということを言いたいんだけど・・
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音響総論 / 2008/06/23 23:06
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 生ピアノは楽器としても最大級のものの一つで、それ故収音もなかなかに難しい楽器の一つ。

 まぁ、PAではフィードバックのおきやすい楽器でもあり、諸兄もなかなかに苦労しておられることと思う。

 で、ついついEQをいじることが多いとは思うのだが・・

 そもそものピアノが良い音になっているかのチェックを忘れないように。

 調律師の方がピアニストの意見を聴きながら各種調整するとは思うのだが、その後、演奏上の、あるいは演出上の都合で楽器を移動しようということがままある。

 このときに、ピアノの足の向きをピアノの中心から放射状に外に向けることを決して忘れないでいただきたい。

 特に高音部側の足を内側に向けてしまうと覿面に抜けの悪い鈍った音になってしまう。
 これはエネルギーが内に向くこと、支え強度が落ちるので無駄にエネルギーを消費することによる。

 逆発想で、伴奏に使用するときはわざと内向きにして音量や立ちの強さを和らげることができる。

 さらに、ステージではステージ床面の構造材がある丈夫なところに高音部の足がかかるようにするとなお粒立ちが上がる。
 構造材の間のしなるところでは当然音も鈍る。
 また、転がり防止の足受けを使用すると床への伝達係数が上がるので木材の床では床音の変化が起こる。リノ貼りのコンクリートではあまり変化しないが・・
 これは良い方に変化する方を選択。

 以上の事を各足全部で検討するとピアノの生音の細かい調整が可能。

 これによってしっかりとした生音ができて初めて音響屋の出番。もともとの音以上の音は作れないからねぇ・・ごまかしはごまかしだし・・

 この手法は他の楽器でも使えることがある。打楽器とかね・・お試しを!

 そうそう、演奏者の椅子の下とペダルにかけてカーペットなどを用意しておくとペダル音、足音、椅子を引く音などを低減できるので、気になるときは試してみてね・・
セッティング / 2008/06/15 10:58
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 さて、ホール音響絡みの話をちょっと続けたが、生楽器の音に対する建築音響の影響の大きさがよく分かる事例だったのではないかと思う。

 で、スタジオモニターをホールに持ち込んでも良い音がしないよ・・とも以前書いた。

 であれば、我々の主たる仕事のPA用スピーカー(まぁSR用と行っていただいても同義とする)は、その建築音響の影響を回避すべく精密な指向性制御を行っているわけだが、だからといってまさか定規で引いた如くにコントロールされているわけは無い・・

 ということは多かれ少なかれ必ず建築音響の影響は受けているしそれは野外でも地形その他の影響を受けているわけだ・・

 その影響の受け方は発音原であるスピーカーと、受音者であるリスナーとの位置関係でどうしても決まってしまう。
 ということは、10人のリスナーがいると10通りの・・100人のリスナーがいると100通りの・・以下続く・・となってしまう・・

 よって、ある特定の位置に置かれたマイク・・それがどんなに計算され尽くしたものであれ・・で、測定したデータは、そのマイクの位置での話・・となるのは自明と思う。

 よって、特定の場所でFFT計測器などを使って精密にチューニングを追い込んでも、ほんの数センチマイクの位置が変っただけで・・あるいは向きが変っただけでチューニングが違ってしまう確率が高い。

 そういう特定の位置の測定によるチューニングって、他の位置で意味があるのか?と言う問題はつきまとうよね・・

 これはボイスチューニングであっても同じ。
 あくまでその位置でのチューニングでしかない・・というのは否めない事実だ・・

 これらを総合して考えると、チューニングというのはある種の仮定で行なわれているものであって、会場全体におけるなんらの保証もしていないことになる。

 であればこそ、チューニングは神経質になりすぎず、大きなポイントを抑えてあとは、オペレートでカバーする方が会場内のどの位置にいても良い印象になるのではないかなぁ・・

 FFT計測なども、それに頼って仕事を増やすのではなく、スムーズに大枠を決めるためにこそ使って役立つツールなのだと思う。
 ゆめゆめFFT計測に使役されることの無いように・・
音響総論 / 2008/06/12 13:09
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 先般、和太鼓ユニットの仕事を依頼され、オペをしてきた。
 まあスタンドに57と58、あとはピンマイク2本と言ういたってシンプルなアプローチだったんだが・・
 PA自体は奥サイドに音像基準兼モニター、あとはハウスというやり方でまぁそこそこに仕上がったと思う。以前にも記したが、ステージ上でハウスのチューニングをしてしまうという邪なやり方ではあったけどね・・^^;;

 さて、当日、出演者が客席最後列でビデオ記録をしていた。

 HDDタイプのHDビデオで、ツアー中ずっと客席の揺れなどでセクターエラーがでていたので、卓信号を分けて欲しいとのこと・・

 が、ミニステレオに変換するケーブルを準備していなかったので、振動を回避する設置をアドバイスして本番に臨んだにも関わらず、やはりセクターエラーを出していた・・

 当初は和太鼓の強靭な音圧によるエラーかと考えたのだが、ふと思い出した・・

 HDDドライブのサーフェイス検査と言うのは、えらく時間のかかるものだ。

 特にセクターエラーをマップアウトするためのハードフォーマットは1G程度のHDDでも恐ろしく時間がかかったのを覚えている。(何度夜中まで掛かったことか・・)

 ということで、メーカーもドライブメーカーから納入されたHDDを自社でさらにサーフェイス検査なんかするはずが無い。だってそれに掛かる恐ろしいほどの時間はそのままコストを極端に引き上げるはずだからだ・・
 それよりはそのままOSなどをイメージ焼き込みして出荷し、万一トラブルがあったらドライブ交換!その方が安い!と踏んでいるようだ。
 まぁ、巷のHDDの値段を考えると修理なんかしてられないよね・・とは私だって思う。

 で、私自身購入したばかりのPCで立て続けにHDDトラブルに見舞われたことがあった。

 ということは、このビデオもHDD自体に問題があったのだ・・と考える方が正解か?

 大音圧下でのHDDでの録音もごく普通に行なわれているので、ちょっとやそっとの振動が原因とは考え難い・・ましてやビデオなどに内蔵されている小径HDDは耐ショック性も結構優れていたはず・・

 で、初期不良ということで修理に出した方がいいですよとアドバイス。
機材とその管理 / 2008/06/11 12:19
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 さて、前回、ちょっと辛めの記事を書いたのだけれど、その後又別のホールでのべつのウィンドオーケストラの演奏会にお邪魔した。

 こちらは典型的な大ホール。
 レンガ貼りの内装でサイドカラムスピーカーが2階席、3階席用に上下2本ずつ付いている会場。
 天井タッパは結構あるので、反射板を使用している。

 第一印象としては音の到達が早いというもの・・
 奥に陣取った鍵盤打楽器類もきれいに聞こえるし、殆どの楽器の一次反射が程よく聞こえている。

 ただし、というとこれは設計者には酷なのだが・・クラリネット陣の芯が若干弱くなっている・・これはどの一次反射面からも最も遠い位置にいる(指揮者を囲む形)のためかと考えた。

 これは指揮者の両サイドにバウンダリーかなんかをさりげなく仕込、軽く補助してやるといいのかなと余計なことを考えたりして・・

 それでも、十分にバランスはいいので演奏自体を楽しむことができた。

 まぁクラも反射板タッパがもっと低ければよりバランスは良くなったのだろうと思うが・・

 近年オペラを意識してかやたらにタッパの高いホールが増えたしねぇ・・
建築音響 / 2008/06/11 12:05
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