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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 さて、今をさかのぼること40年近い昔・・まだトーンゾイレ型スピーカーでのPAが一般的だった頃、自分のバンドで野外ステージをやらかしたのね・・
 まぁ、信頼のおける業者さんをお願いしたのだがYAMAHAのブルーシリーズのトーンゾイレタイプしかない時代・・マイクは高かった・・
 んで、自分のバンドではゼップの曲とかフロイドの曲を演奏するため吹奏楽部からティンパニーを借りたのだ・・

 さて、普通のバンド編成にこんな楽器を追加しても使えるマイクはお願いした業者さんにも無かった・・のだな・・

 そこで登場したのがどこから手に入れたのか素性も何も分からないバスガイド用マイク・・

 インピーダンスも何も分からない・・もしかしてロッシェル塩の高インピーダンスマイクならライブでは使い物にならないなぁ・・などと不安ながらも意外や結構活躍してくれた・・

 と言う原体験があるので、うるさいことを言いつつ実はあまり機材にこだわっているわけではない・・

 まぁ、お願い仕事で行ったらコンシュマー用のへたれ機材だったなんて日常ちゃめしごと!
 それもで我々の仕事は「普通の聞こえを確保すること」・・と、頭を切り替えると意外にしょうも無い機材でも何とかなるものだ・・

 だからハイファイな音・・ってイベントを邪魔したりする・・
 イベントフォロワーな音という考え方が大事と言うことなんだけど・・

 ここら辺で、純粋な機材設計技術者の方とは考えがずれるかもしれない。

 PAと言う仕事はある種の巨大システム系と言える。

 電源だけでも卓周り、FOH系、FB系、楽器系と多様な上、これに送出系、録音系などともお付き合いせねばならない。機材の分布面積を考えたらすごいことになるよね・・

 さぁ、そこでノイズが出た!

 回路設計の専門家は、この場合あまり役に立たない・・

 そりゃそうだ・・
 卓とアンプの距離が200m・・おまけに放送局も録音も来ているなんて現場の問題切り分けの経験が多い人は少ないのだ・・

 つまり、現場の常識と回路設計の常識とはまだまだ隔たりがあると言うことね・・どちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、経験の共有と相互蓄積がまだ不十分だと言うことだ。

 ゆえにShinさんご紹介のパナ改も、ヒートせずに「おお!おもろいアプリケーションを考えたな!」というスタンス。
 そもそも人様の業績や事跡を自分で検証もせずあれこれ言うのは不遜。

 それでも機材を全面信用しない分、どんなゲリラ機材でも要はシチュエーションを調整し、それが生きる場面で使いこなしたらよろし!という私からすると、2chとやらで騒いでいる言い草はちょっとなぁ・・

 2chって、見ているとだんだん心まで荒むような言葉遣いが多くてめげるので近づかないようにしているのだが、今回たまたまパナ改がらみで見てしまった・・いや・・見なきゃ良かったんだけど・・

 う~ん・・あの世界でめげない人は別に何もいう気はないけど・・個人的には人に文句を裏で言っている暇があったら直接アドバイスすりゃいいじゃん・・みんなハッピーになるぜ・・と思うんだけどねぇ・・

 で、機材(回路設計もなにも含め)のせいにしてたら現場は渡れませんよ・・
 リスクを勘案し、とるか排除するかを決めるのは自分。

 要は意図する用途に適合するかしないか・・調整で何とかできる範囲かどうか・・

 だめなら別の機材にすればいいだけの話・・

 価格的に数百倍のものでも合わなければ使えない・・これは当たり前の話・・
 いくら音が良くても無指向性なら使えるところはそれなり・・

 SNが悪いならそれが目立たない使用方法を採用すればよい。
 歪みやすいならそれを回避しながら使えばよい。

 卓のフェーダーの途中にがりがあるとき(借りた卓ではしばしば)・・ならグループかマスターの問題の無いところと組み合わせて回避すればいいとは、お師匠さんからの昔の叱咤。

 そう!機材自体が問題ではないのだ。いかにアプリケーションの幅を広げてくれるかに注力すれば、悪い機材は無いよね・・
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機材とその管理 / 2010/01/24 02:09
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 雑談も雑談・・笑い話の小ネタ程度のことではあるが・・

 「一口坂」と書くと、業界の人はほとんど「一口坂スタジオ」を連想するだろうなぁ・・

 が、この地名、正しくは「いもあらいざか」と言うらしい。

 実際、パソコンで打ち込んでもこう出るし・・

 もともとは、収穫した芋を洗っていたところ、坊さんが通り掛り、譲って欲しいと言われたので快諾したところ、これを一口で食べてしまったと言う逸話から来ているらしい・・

 芋洗坂係長だか、課長だかというドラマの主人公の名前はこれを逆にもじってつけたんだろうね・・

 っと、何の役にも立たないお題でした・・おそまつ・・
雑談 / 2010/01/20 15:30
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 さて、本年も恒例の標記研修会が、福島県は喜多方プラザ文化センターで開催される。

 http://sites.google.com/site/fbsrofficial/

 詳細は、上記サイトにある案内をご参照いただきたいが、今年のテーマは、デジタル伝送である。

 喜多方プラザがホールとしてはおそらく日本初のデジタル伝送をフルに生かした改修工事にとりかかっているので相乗りしてしまおうと言うのが第1点。

 そして、以前から疑問でもあった、豊かな音量感と音圧って一緒?と言う問題をデジタルリンクの問題と合わせ、追求してみようと言うことだ。

 まぁ、デジタル機材は多々あれど、現場でデジタルリンクで全部通しているかと言うと結構アナログ接続が紛れているものだ・・

 そうそう、一般参加者の中に意外なほどの大物・・が紛れ込んでいたりするのもこの研修会の特徴。

 興味のある方は是非ご参加ください。

 上記サイトから申込用紙のダウンロード、あるいは直接申込も可能です。(フォーム経由)
セミナー・研究会 / 2010/01/14 13:00
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 TRSなどのコネクターは比較的接触トラブルが発生しやすい・・
 まぁ、構造的にも単純だし、ロック機構があるわけでも圧着機構があるわけでもないから致し方の無いところ・・

 そのプラグ側の酸化トラブルの件は前スレでも書いた。

 で、メス側である。

 こちらには電源などのスイッチ機構のあるタイプもある。
 ハーフノーマルなど小細工した機構を利用する場合ももちろんこのスイッチは大丈夫か・・と言う話だな・・

 普通のパーツカタログなどを見ていると、このスイッチ機構に幅広い金属バネを使ったものが多い。
 ところが、ギターアンプやエフェクターなども含め比較的ゴミの多いところ使用すると、この幅広の金属間のどこにゴミがあっても接触不良の原因になりそうなことは想像できると思う。

 つまり、トラブル確率が増えるのだな・・
 んで、それを振り落とそうと何度プラグを抜き差ししても、ゴミはプレート間を移動するだけでなかなか落ちてくれない・・

 その点、オ!ッと思ったのがノイトリックの奴・・金メッキにスプリングワイヤーでの交差型の接点にしてある。

 これならゴミもすぐ落ちそうだなと・・

 もっとも、電源のスイッチなんかに使うには電流耐性がどうかと言う疑問は残るが・・接触不良の回復はしやすそうである。 で、小屋卓のメインアウトのインサーション端子はこいつに交換してもらった・・
 交換後は十五年ほどノートラブル。



 さて、通称キャノンコネクター・・

 愚生らが音響に関わり始めたころJAEキャノンとして普及し始めた。
 その後、亜流品が出始め、スイッチクラフトも普及しだした。

 JAEキャノンはメス側が完全なチューブでスプリング性は無い。が、肉厚なのでくり返しの抜き差しには結構強い。
 で、銀メッキなのですぐに真っ黒になると言う点が厄介。磨くのも大変だし・・前出のキッチンテリナと綿棒、ガーゼには結構お世話になっている。細かいパーツが多いので、ネジがないと言う状態になりやすい。
 スイッチクラフト・・これはメス側がプレス材のスプリング状になっている。新しいうちは調子がいいが、開きっぱなしになって接触不良を起すこともあった。
 ミニキャノンはここの専売なのでバウンダリーやトランスミッタには欠かせない。
 ♀コネクターのテーパーがほぼ58と揃えてあるので、テレビなどでは絵面がきれいで助かったものだ・・(今は殆どワイヤレスだからなぁ)
 さて、その後業界を席巻したノイトリック。1980年頃の創業で82年に日本に紹介されたとはサイトでの情報。リヒテンシュタイン公国と言うヨーロッパ王族の力学の拮抗点に出来たような小さな国の発祥。
 このコネクターの特徴は部品点数の少なさと作業性の良さがまず上げられる。金属ビスも全く使っていない・・
 これはケーブルメーカーにとっては工数を減らせるし、機材メーカーでもトラブル対応が減るため一気に採用が広がった。
 また、金メッキをいち早く導入したため、酸化によるトラブルが少ないこと、金自体は非常に柔らかいため接触面が幅広くかみ合い接触抵抗が多くの場合少なくなるなどのメリットがある。銀は固いので点接触になりやすいのよね・・
 もっとも、メス側がやはりプレス材のスプリングになっているので、長い間に広がってしまうと言う懸念は無いわけではない・・
 あと、ベース材の熱耐力が弱めなので、手早いハンダ付けが求められるかな・・
 ♀とTRSの混在コネクターやスピコン、パワコン、イーサコンなど新しい概念のコネクターも次々に開発していてそれなりの品質を維持しているのはさすがと思う。
 これまた亜流メーカーは多々・・

 音響系で使われるコネクターの種類は・・まぁコンシュマー用のミニ規格は別として、TRS、47、キャノン規格相当品(3-5ピン)、スピコン、RCA端子、バイポスト端子で信号系はカバーできる・・
 AC電源も3端子型が一般化した・・これはコンピュータのおかげか・・

 で、厄介なのが電源別機材の直流端子・・

 電源アダプターでさえ3種類の直径と極性のばらつきが有り、大型ミキサーの奴は千差万別・・もう少しスマートに統一できないものかと思っちゃうなぁ・・
機材とその管理 / 2010/01/09 10:13
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 うちの小屋の改修工事の時、まだ安価なアンプが少なかった頃だった。
 で、結局メインのアンプ以外の部分にはTRS端子のものを準備した。

 で、このところ、各種イベントでモニター系のノイズが気にかかるようになったのね・・

 「ジー」と言うか「チリチリジー」というか・・そんな感じの音。

 当初、電源の回り込みかとか色々やったが消えない・・
 んで、先般、ケーブルを変えたら直ったと言う報告も有り、ケーブルかなとチェックしたら、問題なし・・

 と、有るところで特定スタジオで機材に電波が乗るというトラブルの原因を探るという話に参加して答えたことに一つに、コネクターがある程度古くなって酸化皮膜が出来、それを異種金属が挟んだ状態になると一種のダイオード状になり、検波されて電波が乗ってしまうことが有るよ・・と答えたのだな・・

 で、ハタと気がついた・・

 そっか・・うちの小屋のモニター系のノイズもそれかも・・っと・・

 やってみましたよ・・ピカールならぬキッチンテリナというリンナイで昔発売していたえらく細かいコンパウンドを使った磨き剤で・・

 そしたらすっかり良くなったのだな・・

 見た目殆ど酸化被膜らしきものは見えないんだが、やはりうっすらと酸化していたらしい・・磨いたらやたら光るしね・・

 110プラグの頃は暇があればプラグ磨きをしていたものだ・・真鍮無垢財だったのでうっかりするとすぐ錆びてくる。これはいやでも磨かないとまずかったのよねぇ・・
 んで、今のニッケルメッキのプラグはよく分からないのよ・・だからまさかと言う気持ちも若干あったのだけど・・

 見事にそれが原因だったのだ・・

 他人のところのトラブル対策では原因を考えれたのに、自分のところではそれまで頭が回らなかったというのはお恥ずかしい限り・・

 まぁ、諸兄のところでも、時々はプラグを磨いて見ていただきたい・・一回り音がすっきりすること請け合いである。

 そうそう、下手な洗浄剤なんか使うより、まず物理的に磨き込むことね・・そして酸化防止剤系を使えば良い。物理的に磨かないとなんの意味もない・・薬品頼みは良くない・・金属表面の平滑度の改善は薬品ではされないからね・・
機材とその管理 / 2010/01/09 09:26
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 さて、自分なりにコストと性能、管理のしやすさなどを十二分に考慮して設計したつもりの、我が小屋の機材群。

 平成六年と七年の工事だったので、早一五年を経過した。

 先般のブログに書いた卓トラブル以外にも多々トラブルは発生してきつつある。

 某国産のワイヤレスはすでに修理部品が無いと言われている。ベルトパックトランスミッタがヤバ気・・ハンドヘルドも半分は死んだ・・
 先般修理に出して問題ないと戻ってきたDAT・・他の小屋では修理不能と言われているらしいが、我が小屋のもドライブ系がダメ・・個人もちのダブルDATがあるのでまだ何とかなるが・・

 本日、某B社のデジタルEQがとんだか?ディスプレイは完全におかしくなりLEDが全点灯!

 先般某Y社のDEQを修理したばかりだというのに・・

 まぁ、PC関連部品はパーツの密集度を上げ、処理速度を上げたいだろうし、そもそも電圧動作なのでパーツの小型化は容易だが、音響って電流も流さないと良い音にならないのよね・・
 するとどうしてもチップパーツの負荷がきついみたいで・・

 当然、耐久性は犠牲になるよなぁ・・
 チップパーツの回路なんて、完成品でも振ると中でコロコロ・・とか、怖いものが結構あるしねぇ・・

 まぁ、世の流れは安くて高性能なんだから、長く使わず早く買い換えてね・・なんだろうが、なんだかね・・特に業務用機器をいじる身としては・・
機材とその管理 / 2010/01/06 21:13
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 さて、昨年、小屋のメイン卓の電源がすっ飛び、併せて卓がいかれた事件から早一年。明日同じイベントを行う。

 うちの小屋卓、納入されて回路図を眺めていて何が嬉しかったと言って、使っている部品が殆ど汎用部品であること。
 したがって、20年後30年後であろうと、修理可能と思われる・・これは長いスパンで設備を考える小屋の場合は特に重要。
 ところが・・電源ユニットの特定パーツを作っているメーカーがお亡くなりあそばした模様で・・う~ん・・伏兵が潜んでいたなぁ・・
 もっとも、電源なのでいざとなれば改造しながらでもとは思うんだけど・・

 保証が、サービスがのと言ってもメーカーが存続しての話だなと・・

 業界の再編もすさまじく、今後いくつのブランドが残るのか・・そして修理体制は維持できるのか・・大変に気になるところです。
雑談 / 2010/01/05 17:57
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 新年明けましておめでとうございます。

 昨年は愚生の駄弁にお付き合いいただきありがとうございました。

 ますますデジタル化に邁進する音響業界ですが、昨今の不況ゆえか仰天する様な再編も進みつつあるようです。

 さて、なんで、こんな難儀なブログを続けているのか考えてみました。

 自分の技法を自慢したいからか?・・う~ん・・立場的に痴呆症公務員なんでなんの役にも立ちまへん・・もちろん収入にはなんの関係もありません・・
 自分の記録ではある・・年とともに物忘れが・・と言うこともあるし・・
 で、よく考えると、単純に皆が役に立ったよと言ってくれることがうれしいだけなのかも・・元来がええ振りこきだし・・

 まぁ、著作権も特許権も主張いたしませんので、みなさまどこでもお役に立てていただければ・・

 イラストや図面の無いブログなので、あるいは具体的な部分で難儀されるかもしれませんが、ご要望があれば極力対応いたしますので、こりずにお付き合いください。

 昨年最後の一月でShinさんのブログに大いに触発された部分もあって、いくらなんでも少し図版を乗っけようかなと反省しているところです・・ついつい仕事柄イラレとかCADでとか考えすぎるので億劫になるのよね・・

 まぁ、お師匠さんたちが次々に本を出す計画らしいので、自分的にもなにか出版物にまとめられればと妄想しているところです。

 何人かの方からは直接ご質問を頂戴していますが、ある種公開した方が業界全体のためにもなりますので、どんどんご質問いただければと思います。もちろん、公開しないで欲しいと言う要望にもきっちりお答えしますので、これからもよろしくです。

 では、業界にとっても、携わるすべての方にとっても良い一年でありますように!
口上 / 2010/01/01 20:35
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