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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
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なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 以前書いたのか書かなかったのか、記憶が定かではないので、もしかして重複したらごめんなさいですが・・

 以下、ちょっと十分な経験のある人には当たり前のことかも知れないけれど、あるいは知らない人がいたら参考にしてねと言うことで・・

 スピーカーからノイズが出てる!って事は実に音響屋にとってはいやなことで、会社の倉庫で念入りにチェックして乗り込んだにも関わらず現場でノイズに悩まされるってことはよくある話・・
 ホール仕事でさえなんで?と言うタイミングでノイズが来やがる・・

 非常に大きな原因の一つに、グランドにまつわる問題が有る。
 以前、痺れる思いなんて話題でグランドの相の話をしたと思うのだが、まさにそれがそのままノイズの原因でも有るのだな・・

 全部の機材の電源の相を電源コンセント単位できっちり合わせ、そこのコンセントでシャーシグランドには変な電圧は出ていない!・・っときっちり合わせ込んでも、なぜか違う機材のグランド同士で数ボルト・・場合によってはそれ以上の電圧が発生してしまうことが有る。
 さんざん注意して合わせ込んだのに何故?ってもんだ・・

 電圧がある以上その機材同士を結線するとシールドラインに必ず電流は流れてしまう。これは世の理。
 電流が流れる以上必ずそれはノイズになってしまう。

 この問題に真っ先に気が付いたのはアメリカの映画業界だった。

 映写機とスクリーン裏のパワーアンプとで結構距離が有るし、当然そこで電源の相の違いの問題に気が付くことになったのだな・・そしてそれは取り切れなかったと言うことだ。

 で、信号線のシールドを片方外すと言う方法が編み出された。

 どういうことかと言うと、バランスケーブルで(まぁキャノンケーブルと解して良い)非常に古い時期の製品はコネクタのケースと1番ピンが結線されているものが多かった。
 これが何を意味するかと言うと、サーキットグラントとケースグランドが結合されてしまう・・と言うことだ。
 当然、ケース経由のグランドループまで発生する原因。

 で、現行製品でマイクケーブルと称して売られているものはさすがにコネクタケースは1番ピンとは結線されてはいない。
 が、一番ピンは当然結線されている。

 ここが悩ましい所・・こいつ・・ラインケーブルに使うとノイズ源となる。あ!正確にはノイズのルートとなる。離れた複数の機材間でグランドの電位差があるのにそれの通り道となるわけだからね・・

 ということで、ここでその電位差の通り道をどうしてくれようか!と考えられたのが、入力側のシールド結線を外してしまえ!と言う奴だ。
 外来ノイズ対策は出力側の機器のグランドで行えば十分。まして出力インピーダンスは低いので、若干の外来ノイズはその低インピーダンスで吸収されるとも言えた。入力側はインピーダンスが高いので不利だよね・・

 ということで、昔のYAMAHAなどのアンプメーカーは律義にグランドリフトスイッチを付けていてくれたものだ・・するとマイクケーブルを結線に使っても、一番最後の受けての機種であるアンプでグランドをカットしてノイズ対策が出来たわけだ・・

 で、正しくはライン機器の間で全部それをした方が電源ノイズ上は有利。
 なら、全部のケーブルを♂側でカットすればいいじゃないか!ってなもんだがこのケーブルをマイクケーブルに使えなくなる・・って問題が有る・・

 なにせマイクはまっとうにグランドと直結していない・・(人の体だったりするし・・・)と言う問題と、ファンタム電源の供給にシールドを使っていると言う問題だな・・
 よって、市販ケーブルの殆どはマイクラインに使うことを前提に売られているので却下!となってしまうのだ・・
 また、これをカットしてしまうとアンバラ機材との混在時に、音が来ない・・と言う悲しい結末にもなる。

 我々が業務で機器を接続する場合、必ずこういう対策を施すことでグランド由来のノイズの問題から解放される一助となるはずなのだが、結構聞いてみると知らない人も多いよね・・D.Iなんかにグランドリフトスイッチがついている理由もそれだが・・

 国産機材を購入してもここら辺のことをマニュアルに記載しているメーカーはないが、Behringer社のコンプを購入した際、電源のこととこのグランドループに関して推奨接続法として記載があった。

 これは非常に親切且つ良い啓蒙になると思うのだが、あまり読まない人も多そうだなぁ・・

 ということで、ノイトリックからオンオフスイッチ付きのコネクタも出ていたことだし、なら♀側に位相反転スイッチ、♂側にグランドリフトスイッチのついたコネクターを常備したケーブルが標準になってくれれば多機能で良いなと考える無精なワシ・・
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音響総論 / 2008/03/02 09:51
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コメント

補足

>ということで、ここでその電位差の通り道をどうしてくれようか!と考えられたのが、入力側のシールド結線を外してしまえ!と言う奴だ。

 これはキャノンケーブルの場合の♂側の1番ピンを結線しない・・と言う意味ね・・

 複数のライン機器の間で、これを行うことで、個々の機器の電源グランドに集約されると言うこと。
 さらに、その機器の電源グランドを一点アース化すればループはないはずと言う考え。

 国内機種ではサーキットグランド(正しくはコモンアースか?)を別に結線できるものは無いけれど、海外の有名ブランドのものではバナナ端子などを使い、フレームグランドとサーキットグランドを別に取り出したり結合したり、が出来るものも有る。

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