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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 さて、先に書いた年末のイベント。
 パンクバンドが大変だったと記載したが、ある意味それ以上に大変だったのがGt4,B2,Dr1,KB1,Vo2,Cho2,三味1という巨大バンド・・
いや、ビッグバンドの経験はそりゃ結構あるよ・・でも、この編成はねぇべや・・ってな歌謡曲からベンチャーズまでってバンドね・・
ギターアンプ4台??
しかも曲によってどんどんメンバーが入れ替わる・・リハは当日のみ・・しかも全員揃わず・・

まぁ、こんなことはよくある話し・・

こういうアバウトな形態に付きあうときは、こちらもあまりぎちぎちに詰め込んだプランをしないこと・・
固まったプランであればあるほど、相違が発生したときに対応できなくなる。

で、パンクバンドも共通なのだけど、ギターアンプにバウンダリーを使った。
PCCは郷土芸能系の出演者に回したので国産A社のわが地方では通称「ぺっぴり虫(まぁ、カメムシのことだな)」という極めて失礼極まりない開発者が憤慨するような呼ばれ方をしているマイクを使った。871Rだっけかな?型番・・

これをギターアンプから40cm位離れた所にセットして使うと、極めてギタリストの聞いている音に近い音でPAできるのだな・・
57などのマイクを通常のオンマイクセッティングすると、どうしても空間成分が全く入らないことで、ギタリストが聞いている音とはかなり違った音がミキサーに入ることになる。
まぁ当然の話で、誰もあんなスピーカーの直前でなんか聴いてはいない・・というより・・危ない・・

で、バウンダリーを適宜離して使うと、非常にギタリストの聞いている音の印象に近くなる・・

これは逆に言うと何を意味するか・・
ミキサーのやることが減る・・ということだ・・

具体的には音量バランスに特化して作業でき、音質バランスは落ち着いてからで間に合う・・
この作業量を減らすと言うことが、本番に対する耐久力を強くしてくれることにもなる・・

確かに、複雑怪奇なオペレーションをこなせる人はいる・・ある種の天才か?と言う人がね・・
でも、そういう天才的作業を他人に要求してはいけない・・

我々の仕事は音響技術を見せつけることではなく、イベント自体を出演者、リスナーとも満足感を持っていただくこと・・そこで一人ミキサーだけがぎらぎら他人を寄せ付けないほどカリカリしていたら、その雰囲気が出演者にもリスナーにも伝わってしまい、楽しくないイベントになってしまう。

で、ある種のアバウトさを常に自分の中に持ち、充分な安全マージンと精神的な余裕をもってオペできるようなプランニングが大事だと思うわけだ・・

で、結局そのイベント、見かけの大変さの割には音質調整の必要が少ない分余裕があったわけね・・
各楽器をぶつからないようパンニングを工夫、リードとそうでないギターを中域の調整で分離を良くし、不要な帯域を全部カット・・後は音楽を聞きながら普通に聞こえるように調整。

まぁ・・パンクバンドの場合はあまりに分離が良すぎるのもなんだかな・・になることも充分に注意。

で、全部の楽器を上げたとき、ミキサー的にまだ余裕があるくらいに仕上げておこう・・
でないと、本番でミュージシャンの力が入ったときにマージンが吹き飛んでしまう。
もちろん、気心の知れたメンバーとぎりぎりバトルをしようなんて手法もあるし・・歪みかけたときが一番おいしい音・・ってのもあるが、小屋機材で各種バンドが混じっているときにはマージンがあるに越したことは無い。

そうそう、パンクバンドみたいに大きな音を出されると、ミキサーの音なのかギターアンプの音なのかわかりがたくなるよね・・
そういうときは何のことは無い、フェーダーを上げ下げしてきちっとPAされているか確認してみればいい・・

沢山の音の処理でワンマンオペの時はついついパニクってしまい、モニターはハウルはゲインは上げられないは、フェーダーも上がってない・・みたいに分けわかめになることもある・・経験の少ないうち、
ミュージシャンからクレームが入ったりすると特に陥りやすい。

こういうときは初段から再チェックね・・
まずフェーダーを絞ろう。
プリアウトのAUXも絞る。
つまりゲインを上げても音がでない状態ね・・
ここで演奏してもらってとにかくある程度ヘッドアンプが鳴ってくれないことには特性が暴れるのさ・・

ここのバランスが悪いままモニター作業に入ると覿面にろくに聞こえないのにハウリまくり・・状態になる。で、EQ地獄になるのだ・・
EQも阿漕な機材なので、このアンプが適正レベルで振れないとこれまた暴れの原因になる。

よって、まずヘッドアンプ。で、AUXのポッド類が適正な位置で適正なレベルがEQに送り込まれてないとモニター関係が全滅する可能性が高くなる。

で、ミュージシャンの要求の嵐に巻込まれて前音も作り込めなくなる・・

ある程度の経験のある人でも、時間のない現場、変更の多い現場、クレーマー的タレントの現場などではため息と共に「ああ・・あるよね・・たまにそういうとき・・」と思い出すと思うんだけどね・・

ということで、現場をスムーズにこなすための前始末・・後始末ではない・・が大事だね・・と言う話に戻るわけだ。

まず、自分から進んで現場を複雑にしない。
実験したいときはシンプルな現場で経験を積んでから・・(新機材など)
途中の入れ替えを極力少なくする。
ステージの見た目と卓盤面の見た目を整合を取る・・(これはイレギュラー発生時の混乱を防止するため)
フェーダーを基準レベル一直線にすることが良いとは言いきれないけど、基準を作る意味でフェーダーがきっちり並ぶようにすると確かに楽。ただし、ヘッドアンプがきちっと動作するレベル内であること。
AUX類はマスターのアフターフェーダーできっちりレベルが出ていることを確認してからEQ調整にはいること。
ミュージシャンの信頼を勝ち取るためにも音出し前にやるべきことをきっちりやっておこう・・ミュージシャンが来てからミュージシャンに関係ないことで付き合わせないように・・

まぁ、これもなははで過去の失敗例の反省でもあるのだが・・だから前始末ね・・
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音響プラン / 2009/01/25 10:02
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