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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
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なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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さて、いよいよPAではほとんど使うことのないMSマイクの話をしたい。
MSといっても危ない世界の話ではないので期待しないように・・

でだ・・MSマイクにはノイマンやらAKGやらずいぶん高いマイクが揃っていて、それ故PAカンパニーでは持っていないところも結構あるかと思う。
金のある小屋ではあるところもあるけどね・・
で、ノイマンなんかでも専用のマトリックストランスを使って・・などと推奨事例には載っているが、帯域は狭くなるしノイズは乗りやすいしで、結構難儀な代物。

で、MSマイクの理屈を知らない人に概略を説明。

M=モノラルないしはミッドを意味し、S=ステレオないしはサイドを意味するはず・・ちょっと正確な記述は調べてからね・・
Mには単一指向性のマイクカプセルを、Sには双指向性カプセルを使用して同軸上にお互いに90度の角度でセットしたマイクのことを言う。

使用法としてはMのカプセルを正面に向けSのカプセルが真横を向く。

正面を向いたMカプセルの信号をL+Rとして考えると、真横を向いたSカプセルのL側を向いた方をホットにして考えた場合、Sカプセルからの出力はL-Rと考えることが出来る。
で、これをマトリックストランスを通すことでLとRを取り出すことが出来る・・と言う代物。
でもよく考えると、このマトリクス、そんなに複雑なわけではない。

要するに、M=L+R S=L-Rのとき、

 M+S=(L+R)+(L-R)=2L で左信号を取り出せる。
 M-S=(L+R)-(L-R)=2R となり、右信号を取り出せる。

この計算式のとおりの信号合成をトランスで行っているのがマトリックストランス。

でもこれってミキサーでも出来るじゃん!

Sの信号を2パラにしてモジュールに振り分け、Sの正圧側をLに向けたらそちらを正相。もう片方を逆相にすると、Mマイクとのレベル調整で見事にMSマトリックスはできあがる。Sをステレオモジュ-ルにすると言う作戦もありだな・・もちろん逆相コネクタありでね・・おっと、もちろんMはパンはセンター。LRはパン振り切りね。

これによってトランスレスでマトリクスが組める。MとSのバランス調整で広がり感が調整可能だし・・
後はバランス感覚だな・・

さて、MSマイク。
近年のクラシック録音の基準マイクの一つではある。これを中心に、ステレオバーでA-Bマイクをセットし、これらのバランスで定位と臨場感をバランスするという手法が多用される。

MSマイクは定位に優れているがX-Yほどドライなイメージにはならない。
それ故、A-B特有の位相差の強く出た(リサジューは結構すごいことになる)音に芯を出す効果で使うようだ。

さらに、MSマイクが高価で使ったことがない!と言うあなた!
87もしくはその亜流の安価なコンデンサーマイクでも、近年双指向性を選択できるものが増えた。
なら、これらを2本使い、カプセル突き合わせで上下にひっくり返してセットすると同じ効果を期待できる。
お試しあれ!

X-YともA-Bとも違う独特のワンポイント感が得られると思うよ。
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未分類 / 2007/01/18 12:12
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コメント

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MSマイク

M=メイン
S=サブ・・と言う意見もあったぞ?
取り敢えず手元の昭和61年版プロ音響データブックによると
M=ミッド、S=サイドと言うことのようだ・・
MとSの感度が同じ場合相対指向角度が63度になると言うことである。これはX-Y換算と置き変えてもあまり問題はないだろうが、自分の耳で広がり感、定位感が自然かどうかをチェックすること、臨場感はA-Bマイクとのブレンドでバランシングすることガ大事かな・・

63度と言うけれど・・

う~ん・・単一指向性とか双指向性と言っても軸外特性はマイクによって様々で、たとえばMにガンマイク的な指向特性のものを選んだら・・とか、そうでなくても超単一指向のものを選んだらどうなるか・・と言う問題もあるので、63度と言い切ってしまうのもなんだかな・・
結局自分の耳できっちり確認するのが一番ね・・

そうそう、MとSに同じマイクを使うのが原則だし、帯域ごとの音色の差を吸収する意味でも大事なんだけど、どもマイクでも指向特性を変えるだけで結構キャラは違う。なら反則技なんだけど全く違うマイクをチョイスするというのも実験としては有りかな・・
今度テストしてみよ・・

ついでに

民生用の特にビデオ用のマイクでMSマイクが結構安価に出回っているみたい・・
でも、ここでの話はあくまで音楽の収音用ね・・

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