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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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クラシック系のイベントだから必ず反射板が使えるというわけではない・・ミュージシャンには結構辛いのだけど・・

まずはオペラ・・膨大な天を突く舞台セット、照明などによってステージ上は反射板のはいる余地はない・・そもそもステージ上にオケがいる場所があるか・・結局オケピットでの演奏だとこれまた反射板とは無縁となる。まぁ・・ある程度音響的に意識した作りのピットもないわけではないけれど・・決して満足のいくものとは言いかねることが多い。
そして、同じくバレエ(球技ではない)・・

サントリーホールなどのワインヤード形式のホール・・リスナーのための浮き雲などがある場合もあるが、リスナー用なので、演奏者にとってはメリットはない・・

近年、オケであってもポップス系の曲だけのコンサートも多々・・演出上、照明効果を期待する場合反射板が使えない・・

本来、ホール自体も反射板も人為的にハードとして作られたものなので、自然に・・と言う言葉とは相反する要素が必ずある。
ゆったりとした残響をたっぷり楽しめる曲と、近現代曲のように非常に速いテンポでリズムが重要な曲とが同じハード上で楽しめるというのは幻想だろう・・

そして、反射板や残響を語るとき、常にリスナー側から語られるのだけれど、肝心の演奏者はどう聞いているのか?
楽器本体への影響は?などが語られた文献を殆ど見たことがない・・

おまけにクラシック専用のホールとして作られても、結局はそのイベントの7割がドラムセットの入ったものだ・・と言う統計もあるようだ・・
するってぇと7割は設計目的外使用・・となってしまい、設計者側からも利用者(演奏者・主催者・リスナー)からも不評なものとなってしまう・・

で、反射板だ・・

本来こいつはなんのためにあるのか?その機能は?と考える。

第1義にはステージ上の音を集め、観客席に放射する。
特に打楽器、ホルン、チューバ、弦楽器の一部などは観客席とは違う方向に大きなエネルギーを放射するので反射板がないと、効率が悪く、また、音楽バランスが取りにくい。

第2義には、ボックス構造が出来ていると、低音などで共鳴効果が発生し、音が変化する(良い方向と言えるかどうかは微妙)。

第3義には、演奏者に対するモニター効果が期待できる。
まぁフロントサイドスポットの出っ張りなんかも使える人は使っているようだが・・反射音を聞いて自他の音を聞き分けながら演奏している人は多い。

第4義、これがわたしが再三にわたって述べてきたことだが、反射音が楽器の音と共鳴し、楽器自体の音を厚くする(まれに逆効果の場合もあり)。大概の演奏者はこの状態で自分の楽器を認識しているようだ・・
まさか無響室での音を自分の音だと思っている人はまずいないだろう・・

反射板という存在が必ずしも良いかどうかは評価の分かれるところで、オケだとみんな結構あきらめて反射板の最初からセットした状態で演奏を始めることが多いが、ピアノ録音なんかだと、どうしても最良の位置を探してカットアンドトライを繰り返さなければいけない・・
ということは、反射板の中のステージ内でも多々良い響きの場所、悪い響きの場所があると言うことだ・・
言い換えるとオケなどではかなり諦めていると言うことでもある・・

このことは、反射板とホールの設計からどうしても構造、材質、寸法から来る固有の共振モードがあり、これからは逃れられないことを意味する。

でだ・・なんでこれほど問題が大きいにも関わらず反射板にこだわるミュージシャンが多いのか・・ってことだね。
先に挙げた第3義と第4義が大きいのだと思う。自分も演奏する立場として考えた時ね・・

で、反射板が使えない・・もしくは無い・・と言うときに、第2義はちょっと困った問題を生じることがあるので、それを回避しつつ第1,3,4義をリスナー、演奏者(必要であれば役者や踊り手)に提供できる方法はないかと考える。
ちなみに残響付加装置の類はこの場合は残念ながらくその役にも立たない・・(汚い言葉でごめんね)
演奏者にとって残響とは演奏を止めたときに聞こえるもの・・特に大音量時には・・それ以外はあまり関係ないのよね・・特に超絶技巧を要求されるような楽曲の場合、残響どころではない・・というのが正直なところだろう。

で、こうした問題をどう解決したか・・気が向いたら書いてみます。
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音響プラン / 2007/03/02 09:34
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