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サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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さて、ボーカルの拡声にディレイを施して定位を集約し、高い明瞭度を稼ぐ・・というのはよく知られた手法・・だけど・・
歌う側から見たときどういう印象になるか・・

従来のシステムではまずモニタを上げ、オ~来ている来ている・・などとチェックし、軽く歌ってみていいんじゃない?
これにハウスを足したとき、返りの性で明瞭度が落ちるのだがこれはまた非常に音に包み込まれたような感じでもある・・自分の声がぼわ~ん・・となるのだな・・
オーディオ的にはまずいかな・・などと思うのだが・・ボーカリストは本来ナルシズム的傾向があるため、自分の声で自分が包まれることに快感を感じる・・と言う要素があることを見逃してはいけない・・
また、通常ライブハウスや地方の小さなジャズクラブなどを回るときはディレイなどと言う概念を知らない所での仕事も多い・・勢いそういう音で経験を積み、常識として固まってしまっている・・と言う問題もある・・もちろん個人差が大きくて、人によっては説明を聞いてきっちり新しいことにチャレンジする人ももちろんいらっしゃるが、腕の良い大工ほど慣れた道具に固執するし、また出来栄えが良かったりすると言う点を考慮すると大概は従来の音傾向を好む・・と言えると思う。

そこにディレイを持ち込むとどういう反応が帰ってくるかと言うと・・「あんた!ちゃんとPAしてるの?全然音が寂しいじゃない!・・」となることは必定・・

そりゃそうだ・・まるで生の様にクリアに歌い手の大きさそのままの拡声をしているんだから・・などと音響的説明をしても大概どんどんその場の雰囲気は悪くなる・・結果、お互いに信頼感を作れないままの現場になってしまう・・

このディレイをきっちり合わせ込んだときに歌い手からどういう印象になるかと言うのは大変に興味深く、また難しい問題である。
まるっきりの新人なんかだと、経験がないのでそういうもんだ・・で済むんだけど・・

まず、自分の生の声がそのまま自分の位置で少々大きくなっても、マイクが生きている感覚がつかみにくい・・と言う問題が一つ。
もちろん、モニタでの確認は出来るんだけど・・PAがなってないみたいに感じる・・
自分の回りがスカスカして感じる・・確かに余分な付属物を減らしているからなぁ・・
明瞭に聞こえているがすっぴんを晒しているような心もとの無さを感じる・・う~ん・・これは女性ならよく分かるんでしょうね・・

と言うことがあるので、ディレイを使ったボーカルの拡声は特にジャズ系の経験の長いボーカリストほど、そこら辺の包まれ感を損なわないように注意しないといけない。

まぁ、スピーチなんかでは素人さんだと緊張しにくくて良いんですけどね・・

自分で確認したときに「お~すっきりさわやか!」と言う奴から、ほわんとあたたかく包まれるような印象になるように若干EQを操作したりディレイ値を微妙に調整してやった方が喜ばれることが多いね・・
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音響総論 / 2007/04/23 09:16
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