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Author:ikataro
サウンドアンドステージブログへようこそ
一級舞台機構調整技能士(音響機構調整)の管理人(新田康久)が舞台音響技術やその周辺の話題を取り上げます。
管理人の性格上しばしば脱線するかも知れませんが・・
なお、つっこみ、茶々大歓迎ですよ・・
まぁ、お互い直接会ったときに気まずくならない程度にね!

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舞台音響・PA・SRとライブでの周辺技術

一級舞台機構調整技能士でもある管理人が、舞台音響(PA,SR,Recording)などに関わる話題と技法に迫ってみたりする。

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 前にお知らせした標記カンファレンスですが、詳細が決定しましたので、お知らせします。

 公式サイト

 http://sites.google.com/site/ntsecofficial/

 にて詳細の確認並びに参加申込が出来ます。

 日程は6月22日(水)と6月23日(木)
 会場は秋田県仙北市民会館。最寄り駅は秋田新幹線田沢湖駅。

 カンファレンスにミニライブを行い、当市に避難されている方をお招きする予定です。

 ライブを引き受けてくれたのは、資生堂のCMなどで知られている大木綾乃さん。バンドはご主人でアレンジャー・ギタリストの菅原弘明さんに集めていただくことにしています。
 もしかすると、大間ジローさんも来るかも・・
セミナー・研究会 / 2011/05/24 16:46
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開催しようかどうしようか、震災もあって迷っていた標記カンファレンス。
開催することにします。(時間も無いぞ)

メーカーさん何社かから、やらないの?という連絡もあり、こういう時期だからこそ意味もあるかなと。

で、テーマ。

アナログネットワークから
デジタルネットワーク、
そしてヒューマンネットワークへ

まぁ、ネットワークと言う言葉を広く定義して使っている。
古くはタジミの時代、そして110の時代から、キャノンへ・・これすら当初は局規格とスタジオ規格で混乱していたものだ・・
また、マルチコネクターは国内でこそカナレが多いものの、諸外国では?
さらに、分岐が絡むと大変・・まして長距離伝送は・・

で、デジタルの時代が始まった・・

が、光なのかLAN規格か、あるいは同軸か・・サンプリングレートもビット数もまだまだ未統一・・しかもクロックの問題も付きまとう。で、これまた分岐は各社違うものを持ってくる可能性が大きくて困惑。

でも、現場でもっとも大きく聞いてくるのは存外ヒューマンネットワーク・・
チームを組む、機材を調達する・・修羅場をしのぐ・・なんにせよこのネットワークは大きい・・

大震災を経験し、まだまだ予断を許さない原発・・ロジスティクスが遮断され、電気も通信網も遮断された近年例のない大災害。
あらためてネットワークの意味を問うのも大事じゃないでしょうか?

生かされた人間にはそれなりの使命を与えられたのだと思い、その意義を語り合うのもいいでしょうし、最新の機材に触れ未来に夢をつなぐのもまた大事だと思います。
お時間のある方は参加をご検討ください。

開催日時はちょっと流動的ですが今のところ6月の22・23(水木)か23・24(木金)を予定してます。日程は決まり次第再掲します。
会場は秋田県仙北市の仙北市民会館(JR 秋田新幹線田沢湖駅徒歩15分)
会費は1,000~2,000円を予定
宿泊は田沢湖畔ないしは水沢温泉郷、田沢湖高原温泉郷・乳頭温泉郷のいずれかを斡旋の予定。
初日の晩には情報交換会を宿泊会場予定のいずれかをセットします。(宿泊費・情報交換会費は別途)

田沢湖と言うところは北東北のほぼ真ん中に位置するので、それなりに便利で不便。都心からは秋田県で唯一新幹線で3時間を切る立地です。まぁ、だからこのカンファレンス名称で、ここで開催する意味があるんですけど・・

STEP協議会各社さんのご協力を得ておりますので、前2回も結構な数の最新デジタル卓が終結し、スピーカー類も結構な数が結局集まりました。最新の機材を触ってみたいと言う方、単なる視聴会ではないのでお誘いあわせておいでいただければと思います。

っと、まだまだ未定の部分も多いのですが、前振り前振り・・

正式にご案内のうえは、サイトから申し込みも出来るようにいたします。
セミナー・研究会 / 2011/05/07 21:42
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さて、ちょと理論がらみの話を・・

我々人間の聴覚性能は大変にダイナミックレンジが広く、130db以上にもなる・・実際オーケストラなどはそれくらいだし、ジェットなどはそれ以上のことも・・

これデシベルと言う単位を使っている・・音圧なので10LogP1/P2という計算式。P1,P2が基準レベルに対しての評価レベルのこと・・

対数表記によって桁が圧縮され、また体感値にも近づくとされる。

さて、これはリニア量に直すとどれくらいか?

130dbだと10,000,000,000,000倍

10テラ倍ということだ。

まぁ数値のマジックと言う人もいるかもしれないが、これくらいの数値の話し最近良く聞くよね?
そう・・ベクレル・・

ちなみに乳児には300ベクレルとか言っているが、日本人成人男子の人体放射物質の量は約8,000ベクレル。
おっと、赤ちゃん抱いちゃいけねぇぜ・・

多いと毒だ体に悪い・・これを金科玉条に放射性物質や放射線は悪いと思い込んでいる人も多かろうと思う・・確かによく分からないから怖いと言うことは認める・・

が、それを言うなら塩も、砂糖も、水もすべて致死量があることをご存知だろうか?死ぬほどの毒だと言うこと・・でも、そんなに取らなければ大丈夫と思っているから付き合える・・
まぁ、よく見えるし・・
でも、放射性物質も一緒なんだけどなぁ・・地球由来の自然放射線、他の人、宇宙線(飛行機に乗ると強い)、天然放射性物質、人工のそれ・・

あわてず騒がずしっかりとした知識で判断したいですね・・

なお、原発の専門家は自分が長時間働くことを目指していること、そして技術的に安全でありたいと言う要求から、安全レベルを辛く取ります。
規制する側は万一にも責任を取りたくないので、さらに厳しくします。

医療関係者・・一万人に数人程度は癌になったりという障害例を見ているので「安全とは言い切れない・・」とお茶を濁します・・

そうそう・・1960年ころ・・東西冷戦で頻繁に地上で核実験をしてました・・
当時、日本列島には平米あたり2300ベクレルくらいの放射性物質が降り注いでおりました。
一平方キロあたりに直すと
2,300,000,000ベクレル・・おお!2.3ギガベクレルだ・・

なお、今回の原発で放出された放射性物質の総量・・まだ評価できてないが、仮に一万テラベクレルだとすると、
10,000,000,000,000,000ベクレル・・
ラジウム換算だと約50リッターちょっと・・根拠等は自分で調べてみてね・・

数字だけの話より、物理量としてわかりやすいと思うんだけど・・

ちなみに37ギガベクレルであのキュリー夫妻の発見したラジウム1グラムに相当する。
音響総論 / 2011/04/14 22:03
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さて、震災だからといっていつまでも後ろ向きのことばかりもしていられない・・前に引っ張る牽引力なしには娑婆も経済も回らない・・

ということで、また音響側に本題を振ろう・・

いつも大変にユニークな作品を発表してくれるShinさんから、評価用の試作マイクが届いた・・

ご本人の記事 http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10831318087.html

を参照していただけると写真やコンセプトがわかると思うが、かなり私が無理言って作っていただいたところも多々・・

バウンダリーマイクの持つ自然な音質やゲインの稼ぎやすい点などを利用しての話は以前してある。
で、ピアノの拡声に451タイプのマイクをX-Y状にフレームに直置きする技法を紹介済みであることも覚えておられるだろうか?
これは美空ひばりのドームラストのオペを行った師匠からの直伝技術である。フレーム表面を伝う密度の高い芯のある音を厳しいPA環境下でも効果的に自然に再生できる面白い技法であり、私自身も多用している。

実際の使用では25msec程度のディレイと併用することで圧倒的な自然さと音量を確保できる。

が、451タイプのマイクは長さがあり、コネクターやケーブルの逃げを残すとアレンジの自由度がかなり減る・・

そこで、バウンダリーマイクの開発を提案したついでにX-Yでバウンダリーが出来ると、使えるアプリケーションが増えてうれしいんですが・・とShinさんにあつかましくもお願いしたら作ってくれた・・

通常のエアーで聞いても非常に品位が高いことが確認できる。

これを職場に残っていた陶器製のタイルに仮止めし、裏に滑り止めゴムを貼ってピアノにセットする。

通常451をセットするときは上下にカプセルを重ねる・・タオルなどが振動防止でピアノとの間に敷かれる。
この場合、高音側を上にする関係でどうしてもバウンダリー的位相の整合性が弱くなる。

ところが、このマイクはほとんどカプセルだけがケースに入っていると言う強みから、バウンダリーとしての良い面がそのまま生かされ、厚みのある音が取れるようだ。

さらに、ガムテープで仮止めして210にせっとし、ドラマーの後ろ、スネアとドラマーのラインの延長上にセットして集音すると、ドラマーの聞いている音イメージに近い集音が出来る・・エアー感も十分だし・・

もっともステレオイメージが逆転しないように注意しないとついつい逆にしてしまったりと言う点はあるけれどね・・

クロスオーバーやプログレ系でステレオアンプ仕様で演奏するギタリストの集音にもいいかもなぁ・・

なお、X-Yという集音法自体位相差をゼロに近づける方法なので位相差による臨場感などと言うものは無い・・ここらは間違わないように・・

それにしても秀逸なカプセルだと思う・・

あとは双指向性マイクの良いものがあれば・・M-Sもできるぞ・・

そうそう・・誰に見せてもあの銅製の金網は受けた・・まぁ、試作品ゆえ仕方ないけれど、取り扱いは難しいよねぇ・・
機材とその管理 / 2011/04/14 21:37
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あの日から10日近くなろうとしています。
おそらく幾多の命と、必死で揃えた機材が財産が押し流されたかと思うと流れる涙をとめる術を持ちえません。
まずなにより、犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、被災された方たちの速やかな生活の復興を願ってやみません。

大きな被災のなかった私たしたちは、たまさかこうして暮らしていくことのできる僥倖を感謝し、多くの亡くなった方たちの夢を引き継ぎ、新しい社会を作ることを始めるべきなのだと思います。

さて、当地の現況を

地震発生時は議会の委員会審議中で、我々は待機中でした。
地震発生後、徐々に強くなる揺れに建物外に対比することとし、私は震度確認をiPhoneアプリで・・

結果震度7宮城県という情報を居合わせた全職員に伝達できたので、直ちに職場の確認に。この時点ではマグニチュード7.4。あれよあれよと数値が上がったのは皆様ご存知のとおり。

勤務先である小屋はほとんど無傷と言って良いと思います。客席天井のボードの一部に壁との衝突による剥奪がわずかに見られた程度です。立てかけてあったPCのキーボードはさすがに倒れてました。自宅も自室のリモコンがいっこ落下していた程度です。

同じ県内でもはるかに震源から遠いところで揺れが大きかったことを考えると、岩盤上にあるとはいえ地震的には恵まれた土地柄なのかも知れませんね。自宅店舗とも被害はありませんでした。

で、停電です。
約30時間の停電となりました。

まず反射式とだるまストーブが店頭から消えました。まだ雪が降りますので、オール電化のうちはいかばかりかと・・電力会社も罪ですね・・近年の復旧技術からするとほとんどの停電は30分以内に復旧しますからと、オール電化・・今回は分が時間でした・・
続いて懐中電灯と乾電池が消え、ラーメンとパンが消えました。
そしてガソリンが・・

停電中でも手回しポンプで給油していたスタンドもありましたし、自家発で平常通り動かしていたスタンドもあったようですが、これも停電復旧後あっという間になくなりました。

たまさかその停電中に結婚式が予定されていて、職場の部下も出席予定でしたが、結局電気もないし料理も準備できかねるというので、給水車の仕事に従事していたようです。

で、停電時の通信。
携帯はすぐに不通に・・これは回線容量がパンクしたと思われます。
が、ショートメールのたぐいはOK。パケット系のサービスは継続していたので、情報源は唯一スマートホンのネットでした。
これが夜9時半に途絶。
理由はおそらく中継局のバッテリーないしは非常用発電機の燃料切れ。
おそらくこれほど長い停電を想定していなかったものと思われます。
当地では最も長く持ったdokomoの基地局も翌昼には停波。全くの通信途絶。
固定電話も光は当然すぐにNG.
それ以外の電話も交換機の電源バックアップのあるうちは一部通じるが、中継局の混乱で通じない所多し。役所もIP電話化していたので限られた直通回線のみ。
災害対策本部の招集に携帯を使うこととなっていたがこれがNG。
翌日19時30分には停電回復したものの依然として携帯は不通。同日21時30分には携帯の電波が立つもつながらないところ多し。
これは中継局にあるルーター情報が長時間の停電で揮発してしまったことが原因と思われる。(未確認)
自宅ネットも復旧しても不通。
ルーター2台で2重マスカレードしていたのが仇か?初段のPPPoE情報が揮発。復旧に手間取りました。

停電回復と同時にテレビから震災情報が入りだし、地震以上に津波の被害に衝撃をうけることになりました。

で、今現在ガソリンは徐々に入り始めているようです。依然としてコンビニもスーパーもラーメンのたぐいは殆どありません。
まぁ、秋田の意地として米だけは供給されているようです。

岩手方面の音響仲間の消息も入り始めました。友人関係は概ね無事のようですが、胆沢の小屋はかなり破損・・宮城県民はかなり危険・・たまさか音響仲間が二人いる陸自の東北方面音楽隊がリハ中だったようで、危うく殉職となりそうなほどだったと、生々しい報告をくれました。

音響屋の宿命ですが、各種イベントは軒並み中止、その損害ははかりしれませんね。命あっての物種ではございますが・・

原発も大変ではございますが、直接復旧作業に当たっておられるスタッフの命がけの作業に敬意を評します。
比べて司令塔におられる方は自らは被爆のおそれがないにもかかわらず情けない面が多々・・それ以上に情け無いのがマスコミ各社のキャスターたちでしょうか・・あまりの不勉強さと、それを恥じることなく自らが異端審問官のように現場を無視した発言を繰り返していることです。牛乳の放射能平常時の10倍!健康被害はなし!・・って表現の順番が違うでしょ!こういうセンセーショナリズムに近い報道姿勢で本来安全な都下で買い占めが起こっておるかと思うと、避難所で呻吟難苦されている方に申し訳ないったら・・

とまれ、原発も大変ですが、避難所への物流が途切れている現時点で最も大事なのは、助かった方々への物資の供給のはず・・新幹線が止まり、東北縦貫が止まり、4号線まで止まったらそれこそ東北の大動脈が止まっていることであり、ありとあらゆる復旧作業と救難作業が滞ることとなります。
つまり、全国の、あるいは世界中の皆様の善意も届かないことになる・・ライフラインの復旧のための人員・資材・重機類すら・・故にその復旧は原発同様に最重要課題なのに何も見えてこない・・このことに現政権の指揮統制能力の欠如を思われます。

政府の機能を複数に分け、原発担当、救助担当、支援担当などに分け、それぞれから広報と官僚機構への指示を出すべきはずなんですけどね・・

今回の震災で改めて通信の途絶、情報の遮断の怖さを再確認した気がします。

以前にも述べましたが音響の最も大事な使命の一つはコミュニケーションの確立であると伝えたと思います。
それが今まさに起こっています。
生存者の心音を捉えるための高感度の測定器さえ取材ヘリの爆音で機能しないとか・・言語道断です。

都下も電力の不安に苛まれていると思いますが、今回の事件は高エネルギー消費の我々の生き方を再考しろということなのでしょうね。
ホワイトカラーの人たちはこのネット時代に何故に会社に行く必要があるのか?自宅からでも執務可能ではないか?とすれば通勤の混雑も緩和、エネルギー消費も少なくなるし、オフィスの冷暖房も減るでしょ?とか・・色いろあるように思います。
新しい社会の形を模索しなければいけない・・そのように思っております。

復興に向けて仲間もうごきだしてくれています。
智恵を出しあっていきましょう。

             犠牲になられたすべての方々に合掌
音響総論 / 2011/03/21 00:11
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